知り合い同士で固まっていたら、出会いのチャンスに気づかない
パーティーやイベントなど、多くの人が集まる場で、知り合い同士で固まっている。「パーティーに行っても出会いがない」といっている女性は、周囲にお尻を向け、仲良しだけで円陣を組み、挨拶をかわし続けます。
どんな場でも、知り合い同士で固まっている集団に、他の人は話しかけにくいものです。学生時代のクラス替えのとき、すでにでき上がっているグループの人たちに、近づきづらかった経験が誰しもあるのではないでしょうか。
『東京タラレバ娘』の登場人物である仲良し3人組も、いきつけのお店で毎日のように愚痴をいってお互いを慰め合っています。周りの人たちは彼女たちに、決して声をかけようとはしません。
出会いに恵まれる女性は、パーティー会場などで知っている人と一緒にいても、つくる形は半円までで、いつも外に意識が向いています。以前お世話になった人の姿を見つければ、自分から「こんにちは。ごぶさたしています。○○です」と挨拶をし、縁をつなげることができます。
これは、恋愛に限らず、仕事でも同じことです。出会いのチャンスにお尻を向けることのないように気をつけましょう。
離れた年齢の人とのつき合いから、新しい出会いが生まれる
同年代の人とばかりつき合っている女性は出会いに恵まれません。なぜなら、チャンスは「違う種類の人」「違う年齢の人」とのめぐり合いから生まれるからです。
同じ価値観の人とばかり接していると、世界が狭まります。そして、いつしか違う価値観の人と出会うと、自分の価値観が否定されたように感じるようになります。そのとき生じる抵抗感は、隠そうとしても相手に伝わりますから、そのうち相手が離れていきます。そして、ますます出会いが少なくなるのです。
年の離れた人とは、当然、価値観が違います。
見ているテレビ番組、生きてきたバックグラウンド、大切にしている文化……。そういった、自分とは違う価値観をもった人とやりとりができる人は、異業種、異文化の人ともコミュニケーションがとれ、結果として出会いの多さにつながります。
私たちは似通った人たちの中で新たな出会いを求めがちです。しかし、それではすぐに限界がきます。
祖父母くらいの年齢の人がよくしている習い事を始めたら、その素敵なお孫さんと知り合いになった。いきつけのレストランで仲良くなった年上の人が、仕事で必要な資格の講師をしていた。
違う年代、違う考えをもつ人と1人でもいいから交流してみる。そこに思いもよらない出会いが待っているかもしれません。
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「人間は社会的動物だ」といわれるように、仕事もプライベートも「人」と出会わないことには始まりません。一方で新しい出会いを得ることは、時に難しく、疲労さえ感じることもあります。
本書は、待っていても訪れないからこそ知っておきたい「出会い方のコツ」を教えてくれます。出会いに恵まれるために大切なことを再確認するために、こっそり読んでみてはいかがでしょうか?