荒木さんが実践した「10秒で伝わる話し方」は、プレゼン、会議、スピーチ、面接、自己紹介、飲み会の挨拶、合コンなど、幅広いシーンで役に立つ話し方です。
もう、これで「頭が真っ白」にはならない! 人前で話すことが苦手な人に、ぜひ知っておいてほしいメソッドを紹介します。
プレゼン、会議、そして仕事の報告や連絡など、かしこまった場所において人前で話すことは緊張しますよね。
「間違って変なことを言ってしまうんじゃないか」
「失敗すると評価が下がってしまうかも…」
そんな不安が心を覆い尽くした結果、いざ話そうとしても言葉が出なくなってしまったり、自分で何を言っているのか分からなくなってしまい、後で「考えがまとまっていない状態で話さないように」と釘を刺されてしまう。
こうなると、人前で話すことに対する苦手意識が増し、また同じ失敗を繰り返してしまうかもしれません。なんとか負の連鎖を断ち切る方法はないのでしょうか?
生中継で頭が真っ白に…挫折をどのように克服したのか?
テレビ朝日の人気番組だった『報道ステーション』で気象コメンテーターとして活躍していた荒木真理子さんは、かつて在籍していたミヤギテレビのアナウンサー時代に、お昼のニュースのレポーターとしてありえないミスをおかした経験があるそうです。
それは、言葉が続かなくなること。
頭が真っ白になってしまい、「えっと、えっと…」と詰まってしまったのです。
荒木さんが任された中継時間は1分。はじめの数回はなんとかうまくこなしていたのですが、慣れてきた5回目くらいの生中継でこの失敗が起きてしまったのでした。
もともと、極度のあがり症だったという荒木さん。「これまで何回かうまくいったことのほうが偶然で、この仕事に向いてないんだ」と頭の中がネガティブな気持ちでいっぱいになったといいます。
しかし荒木さんは、そこから自分なりに努力して、あがり症を克服します。その方法がまとめられているのが、この『あがってうまく話せない人でも大丈夫 10秒で伝わる話し方』です。
タイトルの通り、「10秒」がカギの話し方メソッド。「たかが10秒で何ができるんだ」と思う人もいるでしょう。されど、その「10秒」が重要なのです。
では、荒木さんが教えてくれる「あがり症」を克服する方法を紹介していきましょう。