[質問]
「パニック売りの最中の買い」の質問にも関係する質問です。P.172の「買いのタイミングの解説」でさまざまなポイントが書かれていますが、そうした場面ではチャートやテクニカル指標をどのように使っているのでしょうか。
また、テクニカルとひと口にいってもトレンド系指標やオシレーター系指標などいろいろなものがありますが、主に使っている指標はなんでしょうか?
[回答]
テクニカル分析は今まで勉強したことがないため、使っている指標はありません。
[質問]
大きなイベント(たとえば今回の大統領選挙など)がある場合、これに備えてポジションを整理したりする必要はあるのでしょうか? また、ポジション整理をしなかった場合でうまくいった例、失敗した例を教えてください。
[回答]
イベントに備えたポジション整理はしたことはありません。米大統領選時の株価急落時でも株はすべて保有していました。売りよりも、株価が下がって割安になった株を買い増しする条件(株価)のみ考えていました。
[質問]
投資家として企業訪問などを行なっていますか? 行なっているなら、そのときに見るべきポイントを教えてください。
[回答]
小売店の場合、実際の店舗に行ったり、料理を食べたりするほうがメインですね。現場というか、消費者視点を重視しています。また、企業訪問はしていませんが、IRフェアや会社説明会には参加しています。そのときは、
- 会社予想よりも業績の進捗状況は良いのか、悪いのか? また、その要因は何か?(IR担当者に質問する。正確には教えてくれないが、ニュアンスでは伝わる)
- 社長は誠実か?
- 業務内容はわかりやすいか?(企業の社員から聞いてもどんな会社かわかりにくい場合、その会社の株価は買わない)。
あたりに注目するようにしています。
[質問]
長期投資をする場合、短期と違って1日中チャートに張り付く必要もないので、ときにはやることがない日もあると思います。そういうときは何をしているのでしょうか。
[回答]
主に、下記のようなことを行っています。
- 会社四季報を再度読んでみる。
- 気になった会社の決算短信をチェック。このとき、直近の短信だけでなく過去にさかのぼって見るようにしています。
- 投資関係の本を読んで、運用方針の再確認。
- 投資のプランを練ったり、新しい投資ノウハウを考え、少額投資から実践したりしています。
ネットやメディアの株投資に関する情報・ノウハウは、ニュースとしての性質も少なからず含まれるため、どうしても短期投資に関するものが中心になり、長期投資に関するノウハウはさほど多くありません。
しかし、長期投資は「買ったらあとは放置」では成功しません。企業業績がこれからどうなるのかを予測し、どの銘柄を買うかを慎重に見極める必要がありません。これから投資を考えている方は本記事、そして本書を参考にしてみてください。