当たり前だけど、会社はあなたの人生ではない
もし、「いくら努力しても、結果を出すことができない。上司の要求に応えることのできない自分はダメな人間だ」と、自分を責めている人がいたとしたら、どうか「会社はしょせん人生の一部にすぎない」と思ってください。
平日はほとんど会社で過ごし、週末は寝るだけと言う生活では、「仕事がすべて」と視野が狭まってしまうこともあるでしょう。しかし、仕事はあなたの人生のすべてでもないし、上司の言っていることも絶対ではありません。
たとえば、週末のボランティア、副業や読書。友達と久しぶりに会ってみるということでもかまいません。色々な場所にでかけ、様々な人の考え方に触れてみてください。きっと、「上司の言っていることには、間違っていることもあるな」ということに気づくことができるはずです。
一つの視野で身動きがとれなくなってしまう前に、新たな一歩踏み出してみる。会社以外で自分に価値を持たせる経験が、きっとあなたの世界を広げてくれるでしょう。
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(次回、12月22日(木)公開予定)
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安達裕哉(あだち ゆうや)
経営・人事・ITコンサルタント。ティネクト株式会社代表取締役。
1975年東京都生まれ。筑波大学環境科学研究科修了。世界4大会計事務所の1つである、Deloitteに入社し、12年間経営コンサルティングに従事。在職中、社内ベンチャーであるトーマツイノベーション株式会社の立ち上げに参画。東京支社長、大阪支社長を歴任。1000社以上の大企業、中小企業にIT・人事のアドバイザリーサービスを提供し、8000人以上のビジネスパーソンに会う。また、セミナーは、のべ500回以上行う。その後、起業。自身の運営するブログBooks&Appsは読者100万人、月間PV数150万にのぼり、世界最大級のインターネット新聞「ハフィントン・ポスト」のブロガーでもある。
主な著書に、『「仕事ができるやつ」になる最短の道』(日本実業出版社)がある。
知と知をつなぐブログ Books&Apps
http://blog.tinect.jp/