今年4月、大手製薬会社として知られるロート製薬が「本業に支障がない範囲で、週末や終業後に他社やNPOなどで勤務することを許可する」と発表するなど、企業が副業を解禁する動きが活発化しています(参考1、参考2)。企業側は「本業だけではない、幅広いスキルをもつ従業員になってほしい」という狙いがあるようですが、実際に副業する側としては「簡単に稼ぎたい!」のが本音でしょう。
こうした状況を受け「クラウドソーシングや新しいC2Cサービスを利用して、手軽に稼げる副業」が注目されています。そのなかでも「せどり(いわゆる転売)」は、メジャーな副業としてよく採りあげられます。
そこで今回は、せどりをする際に「スマホとC2Cサービスを使って仕入れる方法」についてみてみましょう(※本記事中の記載はいずれも2016年8月末の状況によります)。「スマホせどり」で仕入れるときには何を使う?
これはせどりに限った話ではありませんが、商売は「安く仕入れて高く売る」のが基本です。ネットを活用したせどりとして、これまではヤフオクなどのオークションで仕入れるのが主流でしたが、スマホでは「メルカリ」や「ラクマ」などといったフリマアプリ経由で仕入れる方法があります。
先ほど挙げた代表的なフリマアプリの特徴は、主に下記のようになります。
フリマアプリ名 | 特徴 |
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メルカリ | 日本最大級のフリマアプリ。豊富な出品で仕入れの幅が広い |
ラクマ | 販売手数料が無料なので、出品物が他のアプリよりも安い場合がある |
仕入れ時の注意ポイント
これらのフリマアプリは、うまく使えば便利な分、トラブルに注意する必要があります。これらアプリの運営元はエスクローサービス(金銭授受に伴う購入者-出品者間のトラブルを防ぐため、運営会社が間に入るサービス)を提供するなど、ある程度の体制は用意していますが、「個人間のトラブルには基本的に介入しない」というスタンスを取っています。