1.まず、話に割って入っても文句を言われないように表情を良くしておく。
2.入ろうとする話に聞き手として参加しておく。すでに場の一員として。
3.感嘆詞で話に入る。「え~!」、「ほんと?」、「すごい!」には誰も文句言えません。
4.機を見て質問する。誰からも「それそれ!」、「良い質問!」と言われるような。
(193ページより)
もうひとつ注意したいのは、話し手の言葉に被せないこと。被された相手は「邪魔された!」と思うでしょう。そうならないためには、「パッと入ってサッと終わる」こと。「ウケたでしょ?」「カッコいい!」など、ひと言で終えるようにします。
みんなが「失礼があっちゃいけない」とばかり思っていると、ひとりの人の話をずっと聞いているだけになります。自然と話も長くなって盛り上がらず、だんだんと居心地が悪くなりますから、積極的に輪に入りましょう。
話を切り上げたいときはこのフレーズで
会話が続いている時に「そろそろ次の人と話したいな……」と思いはじめても、失礼にならないか気になって、なかなか言い出せないのはよくあること。こんなときには次のようなフレーズを使うときれいに切り上げられます。
1.ちょっと食事(ドリンク)取ってきますので、また後ほど。
2.ぐるっと回ってきます。お話ありがとうございました。
3.まだまだ挨拶に回らないとダメなんですよ、ではまた。
4.さ、契約とってこようかなぁ!
(196ページより)
一番大事なのは相手に納得してもらい、「どうぞどうぞ」と言ってもらえることです。もし話を切り上げたかったら、ためらわずに心を決めて、上のフレーズで締めましょう。そのとき、くれぐれも最後の「ニコッ」を忘れないよう。別れ際の印象も大切です。
慣れないパーティーでは誰もが結構あがってしまって、スムーズに個性を発揮できないものです。それはスピーチやプレゼンなど、あらゆる「話す」場面に共通することです。
『あがってしまうシーンでも相手にきちんと伝わる話し方の授業』には、人前で話すときの「アガリ症」を克服するトレーニング法や、スピーチの途中で頭が真っ白になったときの切り抜け方、雑談力の高め方など、緊張してしまうシーンでの「話し方」のコツが満載です。
自分がアガリ症だと思っている人、スピーチに苦手意識がある人、そんな人たちに自信を与えてくれる最適の書です。