PAK75_englishkucchi-20141206204016-thumb-815xauto-17950
3. 動詞の時間に注意する

日本語では「明日会います」というように、未来のことを現在形で書きますが、英語は未来と現在を厳密に区別します。
未来に起きたことは、「~だろう」のように、未来形にすることを忘れないようにしましょう。

同じように、過去に起きたことはすべて過去形にしなければなりません。それが「時制の一致」です。コンピュータが間違うことのないよう、中間日本語では時制の一致に気をつけましょう。あなたが伝えたい事柄が「いつ」のことなのかをはっきりしなければ、無用な誤解を与えることになりかねません。

(47ページより)

 

 4. 目的語を明確にする

日本語は目的語がなくても意味が通じることが多いですが、英語は「何を伝えたのか」「何を理解しなかったのか」が欠けると通じにくくなります。そのため、原文にはなくとも、中間日本語では目的語を入れなくてはいけません。

相手が汲みとってくれることを前提にした日本語の文章のような書き方では、ネイティブの人にとっては十分に理解できる文章になりません。

(50ページより)

 

5. 「なる」を具体的な動詞に言い換える

日本語では「なる」という言葉を頻繁に使います。

この「なる」の意味を考えて、具体的な動詞に言い換えないと、とんでもない誤訳の原因となります。「大人になる」「長くなる」「元気になる」……。私たち日本人は、無意識に「なる」という言葉を使いますが、これらの「なる」は変化した状態を示すもので、動作主体の英語には不適当です。

(52ページより)

以上、中間日本語を書くためのポイントをいくつか紹介しました。

今までの日本語の感覚では、違和感を覚えるかもしれません。しかし英語の文章を意識し、英語っぽい日本語に言い換えて自動翻訳を活用すれば、ネイティブにもきちんと伝わる英文が書けるようになります。
中間日本語をマスターして、英語の文章に対する「心理的なハードル」を下げて、まずは書いてみませんか?