対処法:諦めるしかない。せめて生温かく見守る
「なにそれ、全然対処法じゃないじゃん」と思った方には申し訳ないのですが、“無神経な人”というのはどうしようもありません。何を言われようがどう思われようが「すべて自分が正しい」と思っている人たちなので「残念な人、かわいそうな人なんだな」と生温かい目で見守ってあげるくらいしかできないのです。
たしかに「自分ばかり損してる気がする。釈然としない」と不満に思うこともあるでしょう。しかし、周囲の人はちゃんと見てくれています。無神経な人の言動にとらわれず、自分がなすべきことを果たしましょう。
「え〜、それだけじゃ気分が晴れない!」と、がっかりしないでください。
心ある上司や先輩は、会議の後片づけをする人、電話が鳴ると率先して出る人、落ちているごみを拾う人……、そんな「気がついた人がやればいいじゃん」と言われる仕事を黙々とこなしている姿を見ているし、意外と評価してくれているものです。
だから、長い目で見れば、あなたは損するばかりではないのです。
(P.76より)
6. 上辺“だけ”の応援の裏には何が? ――“がんばりましょう”マン
世の中には「いい言葉だけど、濫用されるとかえってイラつく」言葉があります。たとえば「感謝」。他サイトで行なわれたアンケートによると、「すべての出会いに感謝」と言ってる人をみて「ずいぶん安い感謝だな」「信用できない、ウソくさい」と感じる人も多いようです。
「がんばりましょう」といった応援の言葉もそのひとつ。「ここぞ!」というときに言われるならまだしも、あまりに連発されると「いいから黙ってやることやれよ」と思う人も多いはずです。
ただ、この「がんばりましょう」好きな人が厄介な点は、それだけに留まりません。組織やチームとしての一体感が欲しいからなのか、あるいは別の理由があるのか……この手の人にそっけない返事をしようものなら、上司や周囲に「○○さんはあまりやる気が見られない」などと吹聴されることがあります。
別に悪いことを言ってるわけでもないが、なんとなくわずらわしいこの手の人たち、対処法には次のようなものがあります。
対処法:上辺だけの言葉は「オウム返し」で十分
本心から言っているわけでもなくただ繰り返してるだけの言葉なので、こちらも頭を使う必要はありません。オウム返しで適当にいなしておけばいいでしょう。