1行目で「○○に対する要件(提案、質問など)があります」と書くのは「何に関するメールなのか」がすぐわかって非常にいいのですが、問題はその次です。
1つの文章のなかに、「キャッチフレーズは~同じものにする」と「キャンペーンの広告を~展開する」という2つの提案を入れ子のように組み込んでいるため「言いたいことはわからなくもないけど、正直読みづらい」こんな感想をもつ方が多いのではないでしょうか。
そこで、箇条書きを使うと文章が非常にスッキリと読みやすいものになります。良い例(改善案)を見てみましょう。
[良い例]
新製品の販促キャンペーンにつきまして、いくつかご提案があります。
- キャッチフレーズは新製品とキャンペーンで統一する
- 広告は雑誌、ウェブ、メールの3媒体で展開する
- 期間中は、活動内容や状況をブログ、ツイッター、メールで一般に広く伝える
(『メール文章力の基本』p.76より抜粋)
3. 便利な言い換えフレーズ
仕事上のメールでは、意味としては簡単なものであっても、ストレートに書くとさまざまな不都合を生じる場合があります。そこで、覚えておくと便利な言い換えフレーズを7つ、ピックアップしてみました。
それぞれ、普段の言葉を
「B:ていねいな表現(主に上司や社外の人向け)」
「C:改まった表現(主に社外の役職者や、役員のような上級役職者向け)」
に分けています。
●質問したい・教えてほしい
A:質問があります、教えてください
B:お伺いしたいのですが、教えていただけませんか
C:お知恵を拝借したいのですが、ご教示いただければ幸いです●今どんな状況ですか?
A:どのようになっているでしょうか
B:いかがなりましたでしょうか
C:~についてご確認いただけますでしょうか●許してください
A:お許しください
B:ご勘弁ください
C:ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます