街中を彩るオブジェとして人気を集める手書きボード。レストランやカフェの店頭によく置いてあるこれらボードの愛好家は意外に多く、いろいろなサイトでも記事のネタとして採りあげられています。
さてこの店頭ボード、お店側としてはお客さまを呼び込むために設置していますので、書く内容はともかく「どのように書けば、通りがかった人の目にとまってお店に来てくれるのだろう?」という点が気になるところでしょう。
そこで、店頭ボードを用いた販売促進についてコンサルティングしている中村心氏の著作『店頭<手書き>ボードの描き方・作り方』から2点、ピックアップしてご紹介します。
※本記事中の画像は明記されているものを除き、すべて『店頭<手書き>ボードの描き方・作り方』P.12-13から引用したものです。
見やすい店頭ボードを書くために
通行人にボードを見てもらい、お客さまとして店に入ってきてもらうには、まず第一に「見やすいこと」を心がける必要があります。まずは、見やすいボードを書くために必要なツールとその使い方を見てみましょう。
揃ってると便利な7点セット
それぞれ、簡単に見ると
- ボード:チョーク用・マーカー用など画材に応じてチョイス
- チョーク:発色の鮮やかな、パステル・蛍光タイプなども
- マーカー
- 黒板消し
- ウェットタオル:チョークやマーカーをきれいに消すのに便利
- ボード用のスプレー:しつこい筆記汚れにはこれ
- 紙やすり:チョークの先を削って、細い字も書けるように
書き方のコツ
書き方のコツとしては、「あ」「な」といった丸く膨らむ部分のある文字や「長」のような線と線の間はきちんと開けるように書くと読みやすくなります。そのほかの画材を使いこなすコツとしては、以下のようなものがあります。
角ペンを使って、明朝体風の文字に。ペン先の向きは変えないで、タテ線は太く、ヨコ線は細く書きます。 |
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角ペンを使って、明朝体風の文字に。書き順は気にせず、ペン先を持ち替えて常に幅の広い面を使うようにして書きます。 |
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角ペンは太い字や大きな字に最適。細かい字を書く時は○ペンの方がベター |
上:細かい字用 チョークの先も紙やすりを使って、細い字用であれば先をとがらせ、太い字用であればマーカーのような面を作るといいでしょう。 |
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店頭ボード、ここがNG! ここがOK!
店頭ボードは、とにかく派手にして目立てばいいというような単純なものではありません。お客さまを「ひきよせるボード」と「逃がすボード」を比較してみてみましょう。まずは「逃がすボード」から。