正社員で働いていれば、年功序列で自動的に給料が上がり、生涯安泰という時代は終わりました。共働きで子育てをするスタイルはスタンダードになってきており、今後さらに増えていくでしょう。奥さんに働き続けてもらうことは、パパにとっても大きなメリットになるはずです。そんな中で「家事・子育てはママの仕事」と自分には関係ないという態度はNG!パパもお仕事で大変かと思いますが、ここでしっかり夫婦の問題として捉えてママをサポートしておけば、夫婦の絆を必ず強くしてくれます。
それぞれの項目で「パパの協力ポイント」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
即実践できるためのコンテンツが満載
また本書には、働くママの悩みを解決するためにすぐ実践できるコンテンツをたくさん収録しました。「産休前の引き継ぎマニュアルのポイント」「保育園からお迎えコールがきたときの対処法」「保育園選びのチェックポイント」など、図表やイラストを加えながらわかりやすく解説しています。その他にも、「産休に入る前のメール」「職場の出産報告メール」「仕事を効率化するメールの書き方」など、すぐに利用できるメールのテンプレートも掲載。わたし自身が実際に利用しているおすすめの「スケジュール管理ツール」「ToDoリストのアプリ」「お金を管理するアプリ」などの使い方も紹介しています。
1995年生まれの女性の3人に1人は子どもを生まないという試算が出ています。日本が抱える「少子高齢化」「労働人口の減少」といった大きな問題を解決するためには、女性が結婚・出産後も仕事で活躍できる社会にすることが不可欠です。
本書が子育てをしながら仕事も一生懸命がんばりたいと考えている女性、そして、そのような女性を応援したいと考えている企業の方の参考になれば大変嬉しいです。
大学在学時に 長男を出産後、大手監査法人に入社。研修運営や海外グループ会社と合同で行なう人事プロジェクトでプロジェクトマネージャーを担当。その後、Webサイト の企画・制作会社に転職し、念願だった働くママを応援するサイト「働くママプラス」を企画し、ライターも兼務する当サイトは月間5万PVの人気サイトと なっている。現在は独立して、本やWebサイトの執筆のほか、個別カウンセリングや女性活躍推進企業向けの支援などを行っている。著書に『働きたいママの就活 マニュアル』(自由国民社)がある。