SEOは△、Web広告は……
4. SEOを社内で行う[0円]
※外注した場合[?円]
SEO(検索エンジン対策)はどうでしょうか。勉強すればある程度の技術は素人でも習得できます。ただし、非常に競争の激しいキーワードを上位表示させたいときには、業者に発注したほうが結果が出やすいでしょう。
ただ、このSEOの外注費用は、サイト運営費のなかでもっとも目安をつけにくいものといえます。契約形態には月々の定額制や成果報酬型などがあり、サービスの内容も千差万別です。金額も月10,000円以下から100万円以上とピンキリ。社内である程度知識を得たうえで、さらに有効な対策をうつために業者に発注する、という考え方が基本です。
5. Web広告を自社で行う[リスティング広告費用:月/10,000円~100,000円]
※外注した場合[上記プラス20%]
Google Adwords などのリスティング広告は、気軽に始められるものでもありますが、出せば終わりというわけにはいきません。広告の内容やキーワードの設定を適切に見直しながら運用しないと効果をあげられないので、ノウハウを持つ運用代行業者に依頼するのもひとつの方法です。一般的にそうした業者は、広告費の20%程度を管理費用として請求しますが、もともとGoogleなどにお金を払うため、大きな負担と感じることはないでしょう。
これがWebサイトの適正費用だ!!
これまでの内容を含めた適正費用を表にまとめました。
最後の「Webコンサルティング費用」は制作や運用全般に不安がある場合に利用します。ただし一歩間違うと巨額の費用が発生してしまうため、月数万円から始めるなど、慎重に検討しましょう。
「本当に必要な部分」しか発注しない
社内でできる部分と外注する部分をはっきり区別することができれば、ムダなコストはかかりません。ただし、業者を決めるときにも注意が必要です。依頼したいのは「おしゃれなサイトを作ることができる業者」や「高度な技術を持つ業者」ではありません。信頼できるのは、「売上につながる施策は何か」という視点で制作を進め、アドバイスしてくれる業者です。
適正なコストを把握したうえで、信頼できる業者に必要な部分だけを依頼する。小さな会社のWebサイトを成功に導く鉄則です。