人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

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芸人高校野球王に出演

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2012/03/19 13:03

先日、関西のテレビ番組に出演してきた。名字や地名とは関係ないが、そのハードなスケジュールを紹介したい。

9日夜の新幹線で大阪に向い、新大阪からタクシーでUSJに隣接する毎日放送のスタジオに入ったのが22時。ディレクターと簡単な打ち合わせをしたあと、待つこと2時間。日付がかわって、10日の0時半から収録が始まった。

番組は春の特番「芸人○○王 高校野球編」で、私は解説者というポジション。関西と関東の芸人達が、ペーパーテストを行って成績上位者7人がこの日の収録に臨んでいた。



「芸人○○王 高校野球編」収録スタジオ


回答者は全員芸人だが、この日ばかりは「ボケ禁止」。「報知高校野球」にも連載を持っているアンジャッシュの渡部さんなど、有名無名とりまぜて7人の芸人が熱いバトルを繰り広げた。

深夜の収録となったのは、芸人のスケジュール調整のためだが、それでも高校野球マニアで有名なトータルテンボスの藤田さんはどうしてもスケジュールが合わず参加を断念したとか。

真夜中にもかかわらず、スタジオには大勢のスタッフがごく普通に仕事をこなし、順調に収録が進んでいく。7人の回答者が減っていき、3人による決勝戦が終わって解放されたのは丑三つ時の深夜3時(進行表では27時!)。

私はここでスタジオを後にしたが、なんとスタジオでは同番組後半の「戦国時代編」の収録が始まっていた。もちろん、出演する人達は誰も「深夜」を感じさせることはない。

昔のCMではないが、「24時間戦えますか」を地でいくハードスケジュールだ。華やかな世界にみえるテレビ業界だが、現場の環境は厳しいことを目の当たりにした。

放送は24日(土)15:30〜毎日放送。関西ローカルです。
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