人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

「天才てれびくんMAX」は1学期終了

2010/07/05 09:25

今年の4月から、監修とキャラクター「ワンコ先生」の声役でレギュラーとして出ている、NHK教育「天才てれびくんMAX」の「日本全国 ハンコビンゴの旅」が、先週(6月28日)の放送をもって1学期が終了した。

この番組は小中学校向けのため、学校と同じく夏休みと冬休みがあり、3学期制になっているのだ。

島根県の大社地区から始まった番組は、関西、中国、東北などを巡って、富山県射水市の旧新湊地区で1区切り。この地区は珍しい名字が多いことですっかり有名になり、撮影に行ったクルーも、地元の人に「また名字の取材ですか」と言われたとか。

新湊地区は江戸時代から栄えた商業地区で、その名字は職業由来のものが多いが、なかにはどう考えても職業と結びつかなさそうなものもある。

子ども番組のため、放送をみていない人が多いだろうから、放送との重複を承知であえて書くと、「菊」さんの先祖は造り酒屋で、なんと「酒を利く」の「利く」が由来だという。「利く」では名字にならないため、「菊」にしたということのようだ。

当て字の名字は数多くあるが、「菊」が「利く」の当て字あるとは思いもよらなかった。

このあとは、夏休みをはさんで9月から2学期分がスタートする。