ビーバップ！ハイヒール

著者プロフィール

森岡　浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

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ビーバップ！ハイヒール

2009/06/29 10:51

先日、朝日放送の関西ローカル番組「ビーバップ！ハイヒール」に日帰りで出演してきた。

関東在住のため、この番組のことは全く知らなかったが、関西では夜11時台の放送にもかかわらず、２桁の視聴率をとるという人気番組らしい。ハイヒールの２人(というより、リンゴさん)が司会で、筒井康隆・江川達也両氏のカシコメンバーと、関西芸人＋女性ゲストからなる凡人メンバーが繰り広げる雑学系バラエティ番組だ。

今回の出演者はブラックマヨネーズとたむらけんじさんに、女性ゲストは谷麻紗美さん。ブラックマヨネーズのお二人とは３年前に別の番組でご一緒したことがある。

この番組、よくある講師が一方的に説明するものではなく、出演者のトークと質問が中心のため、台本にない質問が続出。ローカル＋深夜、ということもあって、遠慮のない発言もあり、「専門家」側にはちょっとキツイ番組だ。

しかし、とにかく感心したのが、リンゴさんの仕切り。出演者は、脱線するは、放送できないことをしゃべるは、もう本筋を離れて次から次から面白いトークを続ける。それらを、見事に受け、かわし、おさえて、台本に引き戻していくのだ。こんな面白い番組が関西と九州の一部などでしか放送されていないのは残念。

放送前なので、詳しくは書けないが、今回は阪神の真弓監督と、京都・貴船神社神官の舌家の名字の由来が番組で紹介された。舌家については、司馬遼太郎「街道をゆく」でも取り上げられているが、真弓家の由来はあまり紹介されたことはないので必見。

ちなみに、たむらけんじさん、東京と大阪ではキャラが全く違ってます。

放送は、７月２日夜11時17分から大阪の朝日放送で(関東では放送されません)。