人名・地名 おもしろ雑学

日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。

交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。

著者プロフィール

森岡 浩(もりおか・ひろし)

姓氏研究家・野球史研究家。1961年高知市生まれ。土佐高校を経て早稲田大学政治経済学部卒。学生時代から独学で姓氏研究を始め、文献だけにとらわれない実証的な研究を続けている。一方、高校野球を中心とした野球史研究家としても著名で、知られざる地方球史の発掘・紹介につとめているほか、全国各地の有料施設で用いられる入場券の“半券”コレクターとしても活動している。

現在はNHK「日本人のおなまえっ!」解説レギュラーとして出演するほか、『名字の地図』『高校野球がまるごとわかる事典』(いずれも小社刊)、『名字の謎』(新潮社)、『日本名字家系大事典』(東京堂出版)など著書多数。

●サイト(オフィス・モリオカ)
  → https://office-morioka.com/
●ツイッター
  → http://twitter.com/h_morioka
●facebookページ
  → https://www.facebook.com/officemorioka/
●Instagram
 → https://www.instagram.com/office_morioka/

 

銚子電鉄と犬吠埼

このエントリーをはてなブックマークに追加

2021/07/12 11:28

灯台から見た太平洋

梅雨の晴れ間、といっても小雨には降られたが、各駅停車を乗り継いで銚子に行ってきた。銚子に行くのは2回目、とくに何かの用事があったわけではなく、灯台の上から丸い太平洋の水平線が見られれば、という程度のものだ。

銚子は遠い。総武本線を千葉と成東で乗り継ぎ、銚子駅まで4時間ほど。JRの銚子駅からそのまま銚子電鉄に乗り換えることができるのだが、銚子電鉄に乗って驚いた。
2両編成のうち1両は、車内に所狭しとピンク色の風船などで飾り付けがしてあり、座席には巨大なぬいぐるみが座っている。近くで見ると、「岩下新生姜ミュージアム」と書いてあり、どうやらコラボ企画のようだ。とはいえ、この車両にはなかなか座りづらい。

平日の日中のため乗客は10人以下しかおらず、ほぼ人の乗っていないピンクの車両が走っているのは異様な雰囲気が漂っていた。奇抜なアイデアで経営難を乗り切ろうとする銚子電鉄ならではの企画だろう。

肝心の犬吠埼に着いたときに雨が降り出し、写真もそこそこに屋根のある犬吠埼テラスに避難。ここの2回にあるテラスではハンモックでくつろぐことができる。人の少ない時期なら、太平洋を見ながらのリモートワークも可能だろう(混んでるときは避けましょう)。

このエントリーをはてなブックマークに追加

ページのトップへ