東京大学で医学や栄養学・細胞情報学などを幅広く学び、現在は食文化研究家として活動するスギアカツキさん。
太るイメージがある「パスタ」をダイエット食に大変身させるレシピをまとめた『やせるパスタ31皿』を刊行し話題に。実践者の間で「本当にやせた!」「ダイエット食なのにちゃんとおいしい」「ストレスなく毎日続けられる」と好評です。
この連載ではスギさんから、“やせる具材とソース”を使った、簡単なのにおいしくって満腹になるパスタのレシピを1皿ずつ教えてもらいます。
2019/01/15 16:36
さあ、今日も食べるぞ~! 「やせるパスタ」のレシピ<連載第1回>
東京大学で医学や栄養学・細胞情報学などを幅広く学び、現在は食文化研究家として活動するスギアカツキさんに教えてもらう、「パスタ」をダイエット食に大変身させるレシピ。今回は、糖質を抑える王道「ミートソース」です。
こんにちは。食文化研究家として健やかな食文化や食の情報を発信している、スギアカツキです。今回は、みんな大好き「コクうまミートソース」のレシピをご紹介します。みなさんが実践しているダイエットの敵ともいえる糖質量を抑えるためには、野菜選びやケチャップ使いが重要です。
さらに、お肉と野菜をバランスよく配合してじっくり煮込むことで、深い味わいを実現し、人間の本能(=おいしくて満腹、幸せ!)を満たす夢のような1皿ができあがります。ぜひ、作ってみてくださいね。
【材料(4食分)】
【作り方】
このレシピのポイントは、「野菜の選び方」と「ソース」にあります。野菜選びをちょっと工夫するだけで、上手に糖質がセーブできます。また、ソースにオイルをしっかり加えることで脂肪の吸収を抑えることができるのです。
このレシピでは、糖質が多めの玉ねぎの代わりにセロリを選びました。セロリを使用することで、糖質をセーブできるだけではなく、コクを深めたり食感を持たせたりすることができます。
また、タケノコは低糖質で食物繊維を豊富に含み、料理においしい旨味と食感を加えてくれる野菜です。
オリーブオイルを大さじ4杯は使い過ぎでは、と思う方もいるかもしれませんが、ソースづくりでは「太る」と思われがちなオイルをしっかり使います。オイルをパスタと一緒に調理すると、糖質の吸収をゆるやかにしてくれるので、パスタをそのまま食べるよりも太りにくい食べ方になります。
また、本来ケチャップには糖質が多く含まれていますが、「糖質オフケチャップ」に切り替えれば、おいしさをキープしながら糖質をセーブすることができます。
自分でミートソースを作ると、トマトの酸味がきつかったり、味がイマイチきまらなかったりしがちですが、これは名店の味。おいしいパスタを楽しみながら、ダイエットにも励むことができますよ!