日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。
交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。
2018/05/21 15:57
(画像は『万引き家族』公式サイト NEWSよりキャプチャしたもの)
5月19日、世界3大映画祭の1つであるフランスのカンヌ映画祭で、是枝裕和監督の「万引き家族」が最優秀賞のパルムドールに選ばれた。是枝監督のカンヌ映画祭参加は7回目で、日本映画としては1997年の今村昌平監督「うなぎ」以来、21年振りのパルムドールに輝き、日本映画の存在を世界にアピールした。
ところで、監督の「是枝」という名字は珍しいと感じる人が多いと思うが、名字ランキングでは3600位あたり。5000位以内は普通の名字なので、「是枝」は別に珍しい名字ではないということになる。しかし、分布が極端に偏っているため、多くの人は珍しいと感じてしまう。
是枝裕和監督自身は東京の出身だが、「是枝」という名字は鹿児島県に集中している。ルーツははっきりしており、薩摩国薩摩郡是枝名(鹿児島県薩摩川内市)に住んだ桓武平氏の一族が先祖。子孫は山伏となっていたが、やがて周防坊快心が薩摩国阿多郡阿多郷(南さつま市)の地頭となり、以後は代々島津氏に仕えて県内各地に広がった。
現在も全国の半数以上は鹿児島県にあり、県内では鹿児島市に集中している他、ルーツのある薩摩川内市、快心が地頭となった南さつま市などに多い。