夜ごと、さまざまな場所で行なわれている「宴会」。
しかし、中には「まったく盛り上がらない」「参加者が全員メンドクサイと思っている」「幹事が何をすればいいかわかっていない」という宴会も多いとか。そんな宴会をボクメツするため、「宴会を通じて世の中の役に立つ」との使命に(勝手に)燃える1人のオトコが立ち上がった!?
「お酒を飲んでただ騒ぐだけ」の宴会は今日でおしまい。ビジネスにも役に立つ宴会のいろはをご紹介します。
2017/06/23 16:51
【回答】「ざっくりスケジュール」をつくってみよう!
【解説】初めての幹事さんにとって、宴会の時間配分はハードルが高いかもしれませんが、これも難しく考える必要はありません。流れを区切って考えることで、一つひとつの時間の確保が可能になり、スムーズに運びます。
要所要所で、必要な項目をざっくりとスケジューリングしておくことで、「せっかく準備していたサプライズ時間があまりとれなかった」などということを防ぐことができます。
以下は参加者30人、2時間コースの一例です。参加人数、宴会の規模によってアレンジは必要ですが、自分なりの「ざっくりスケジュール」をつくるときの参考にしてみてください。
1. 開始前(18:30~19:00)
挨拶、会費徴収、座席案内、会場注意事項連絡
2. 宴会中(19:00~20:30)
司会者挨拶、趣旨伝達、乾杯の挨拶、歓談、余興、歓談
3. 締め(20:30~21:00)
サプライズ、主賓へのメッセージ、主賓挨拶、締めの言葉、集合写真
4. 解散
忘れ物チェック、精算、御礼
5. 二次会へ案内
こうしてみると、大きな項目は5つしかないので簡単に感じませんか?
ここで注意してほしいのが、スケジュールを細かく分刻みで考えてしまわないことです。なぜなら、どうしてもスケジュールが押しがちな宴会を、分刻みでスケジューリングしてしまうとリカバーする余裕がなくなり、かえってパニックを引き起こす原因となってしまうからです。
また、会費は必ず先にもらうようにしてください。終了間際の徴収は、宴会中の早退者の発生や二次会への移動など、落ち着いて確認ができないことが多いため、宴会の冒頭にすませてしまうのがベストです。
以前、私が幹事をつとめた宴会で、参加者の1人がお酒に酔ってしまい、「俺は払ったはずだ!」と言い張り、結局会費を出してくれなかった……ということがありました。翌日、謝罪に来てちゃんと支払ってくれましたが、こうした「払った」「もらってない」の言い合いが宴会中に発生してしまうと、せっかく楽しいはずの宴会が残念な空気につつまれてしまいます。「会費の徴収は冒頭に」の原則を守りましょう。
【回答】ずばり、「全員参加型」のサプライズをしましょう!
【解説】会場全体の雰囲気が盛り上がっていると、進行のための幹事のちょっとしたコメントにも、大きな笑いが巻き起こったりするので、それほど宴会の空気感というものは本当に重要なのです。その空気をつくるためにオススメなのが、ちょっとしたサプライズです。
サプライズの内容は、プレゼント、部署のみんなからのメッセージムービー、花束贈呈、寄せ書き、などが一般的です。もし準備できてなかったとしても、即興でできる方法もあります。たとえば、その場で全員で合唱したり、参加者から一言ずつ、主賓へ「贈る言葉」を伝えるのもオススメです。いつもは口にしない主賓やゲストへの想いをあらためて贈ると、大いに盛り上がります。
ここでポイントとなるのは「オリジナリティ」と「全員参加」です。そして、本人に驚きと喜びを感じてもらうこと。この2つが重なると「感動」が生まれます。感動は参加者のとてもいい思い出になるので、ぜひやってみてください!
いかがでしたか? 今回ご紹介した「仕切り」を意識し実行することで、宴会は成功へと大きく近づきます。幹事のノウハウを手に入れて、どんどん宴会を成功させて楽しんでください。
今夜も世の中に最高の宴会が増えていきますように。以上、カワちゃんでした。