日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。
交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。
2016/10/24 11:58
20日、今年もプロ野球のドラフト会議が行われ、全部で115人の選手が指名された。先週紹介した流通経済大の生田目投手がまさかの指名漏れで、全国に難読名字「生田目」が知れ渡る機会を失った。そこで、指名された選手の中から珍しい名字を紹介しよう。
プロ野球選手は地方出身者が多く、例年かなり珍しい名字の選手が多いのだが、今年の指名選手にはなぜか珍しい名字の選手は少ない。
最も珍しいのが宗接(むねつぐ)唯人選手(ロッテ7巡目)の名字。兵庫県宍粟市独特の名字で、宗接選手も宍粟市の波賀町の出身。もう一人、広島3巡目指名の床田(とこだ)寛樹選手の名字も珍しく、こちらは大阪から瀬戸内海沿岸に点している。この2つが今年指名された選手のなかでは双璧だ。
次いで、DeNA4巡目指名の京山将弥選手の名字も少なく、この名字は愛知県から福岡県にかけて点在している。この3つが極めて珍しい名字といえる。
この他では尾仲祐哉(DeNA6巡目)の名字も1万位以下で珍しい名字だが、珍しいといえるのはこの4つだけ。一般的にはあまり目にしない「源田」(西武3巡目)や「種市」(ロッテ6巡目)は、全国ランキング5000位以内で普通の名字の範疇に入る。