誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門
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発売日 | 2019.08.20 |
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著者 | 内藤理恵子 |
判型 | 四六判/並製 |
ページ数 | 288 |
ISBN | 978-4-534-05716-7 |
価格 | ¥1,980(税込) |
哲学は「死のレッスン」(ソクラテス)。宗教も文学も死への不安から始まる。プラトン、釈迦、イエス、キルケゴール、ニーチェ、ハイデガー、ヴィトゲンシュタイン、サルトル、手塚治虫らの「死」についての思索を辿る新・哲学入門。著者によるイラスト満載。
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詳細
第1章 死も哲学も神におまかせキルケゴール 対 絶対精神黙示録ヘーゲル
第2章 永遠回帰で死なないニーチェ 対 無意味な生を終わらせる死ショーペンハウアー
第3章 イデア論という理想世界へ臨むプラトン 対 終活の元祖ソクラテス
第4章 厳密なる現象学の師フッサール 対 西洋哲学の死生観を更新したハイデガー
第5章 ハイデガーがスポイルした「死の不安」を哲学するヤスパース
第6章 無時間世界を生きるヴィトゲンシュタイン 対 革新的な死生観を示しながら壮絶死したサルトル
第7章 死から甦ったキリスト 対 いまも生きている空海
そして、日本的霊性を発見した鈴木大拙
第8章 釈迦は死について何を語ったのか
そして、手塚治虫は釈迦の死をどう描いたのか
第9章 日本人の「あの世」のイメージ『往生要集』源信 対 キリスト教的他界観『神曲』ダンテ
第10章 ともに宇宙観に強く結びついた死生観 中世哲学者ブルーノ 対 現代物理学者セーガン
著者プロフィール
内藤理恵子
ないとう・りえこ
1979年生まれ。哲学者、宗教学者。博士(宗教思想)。2002年、南山大学文学部哲学科卒業(現在は人文学部に統合)。2010年、南山大学大学院人間文化研究科宗教思想専攻博士後期課程修了。現在、南山大学宗教文化研究所非常勤研究員。
著書に『「死」の哲学入門』『「死」の文学入門』(日本実業出版社)、『必修科目鷹の爪』(KADOKAWA/プレビジョン)、『あなたの葬送は誰がしてくれるのか』(興山舎)などがある。2022年1月から中日新聞、東京新聞で「やわらか文化史 ポップカルチャーのススメ」を連載中。