江戸のCFO

発売日 2017.11.23
著者 大矢野栄次
判型 四六判/並製
ページ数 216
ISBN 978-4-534-05540-8
価格 ¥1,540(税込)

江戸時代、財政難に苦しむ諸藩で悪戦苦闘の末、改革を成功させたCFO(最高財務責任者)たち。上杉鷹山や山田方谷ら5名のCFOが経営再建に奮闘する姿を描き、ビジネスパーソンも学ぶべきリーダーシップやマネジメントのあり方を浮き彫りにします。

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はじめに
序章 なぜ、江戸時代の武士社会は「改革」を必要としたのか
第一章 恩田木工 インセンティブの導入で収入増を実現した「前代未聞の賢人」
第二章 上杉鷹山 産業振興策で「輸出立国」をめざした江戸時代随一の敏腕経営者
第三章 山田方谷 地方産品のブランド化と藩札の信用回復で借金10万両を完済したCFO
第四章 村田清風 特産品の高付加価値化と商業事業で倒幕資金の捻出に成功
第五章 調所広郷 偽金づくり、搾取、密貿易…汚れ役に徹して巨額の負債と心中した男

著者プロフィール

大矢野栄次

おおやの・えいじ


1950年、愛媛県生まれ。1974年、中央大学経済学部卒業。1977年、中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。1982年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。佐賀大学経済学部講師、同大助教授を経て、1994年より久留米大学経済学部教授。著書に『安売り卵の経済学』『ケインズとマクロ経済学』『経済学でひも解く日本の歴史(上・下)』(以上、同文舘出版)、『日本経済と国際経済の考え方』(中央経済社)などがある。

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