この1冊ですべてわかる 管理会計の基本
- 電子書籍あり
発売日 | 2011.06.29 |
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著者 | 千賀秀信 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 240 |
ISBN | 978-4-534-04845-5 |
価格 | ¥1,650(税込) |
「売上目標を達成するための価格設定」など、ケーススタディで実際に分析しながら、管理会計を解説。財務会計は苦手という人でも管理会計の使い方を、実感しながら学べます。損益分岐点分析から意思決定までこの1冊で確実に管理会計がつかめる決定版です。
≪章立て≫
第1章 管理会計で数字を見ると、経営の本質が浮かび上がる
第2章 損益分岐点分析で管理会計入門
第3章 変動損益計算書の活用法
第4章 原価管理のポイントを理解しよう
第5章 短期的意思決定に役立つ考え方
第6章 戦略的意思決定に役立つ考え方
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詳細
まえがき
第1章 管理会計で数字を見ると、経営の本質が浮かび上がる
1-1 経営者、管理者に必要な会計
⇒管理会計と財務会計に違いを知ろう
1-2 財務会計は過去会計、管理会計は未来会計
⇒財務会計と管理会計が扱う内容
1-3 ホテルで飲むコーヒーの原価率は?
⇒計数感覚で経営を考える方法を学ぼう
1-4 コストダウンで利益が増えるのか?
⇒間違ったコストダウンとかけるべきコスト
1-5 利益が出ていれば、それでいいのか?
⇒利益志向の落とし穴
1-6 管理会計の3つのテーマ
⇒この本で取り上げる管理会計の内容
実践コラム:塵も積もれば固定費となる
第2章 損益分岐点分析で管理会計入門
2-1 コーヒー店の損益分岐点分析
⇒損益分岐点を事例で理解しよう
2-2 経営安全率と損益分岐点比率
⇒利益を生みだす売上高とは何か?
2-3 損益分岐点を図でイメージできるようになろう
⇒図表を描きながら、シッカリ理解しよう。
2-4 短期利益計画に応用する
⇒費用、売上、利益の関係をシミュレーションしよう
2-5 変動費と固定費の見分け方、考え方
⇒変動費、固定費の本質を理解しよう
2-6 固定費と変動費がハッキリしないときの考え方
⇒準変動費と準固定費に惑わされないように
2-7 勘定科目別データがないときの損益分岐点の求め方
⇒高低2点法と最小2乗法
実践コラム:営業現場に役立つ損益分岐分析の活用法
第3章 変動損益計算書の活用法
3-1 変動損益計算書を作ってみよう
⇒コーヒー専門店(カフェクローバー)のケース
3-2 変動損益計算書は、付加価値計算書だ
⇒付加価値のとらえ方を理解しよう
3-3 変動損益計算書で見えてくる経営の姿
⇒付加価値分析を理解しよう
3-4 業種別の付加価値(限界利益)の違いを理解しよう
⇒製造業、流通業(小売、卸)の特徴は?
3-5 営業所管理で活用できる変動損益計算書
⇒固定費、変動費の分類を工夫して業績管理に活用する
第4章 原価管理のポイントを理解しよう
4-1 原価計算と原価の関係を理解しよう
⇒製品原価の集計だけではない原価計算の広さを知ろう
4-2 経営の流れと原価計算の位置付け
⇒製造業の原価計算を概観しよう
4-3 原価計算の分類
⇒原価計算の対象は何か
4-4 原価計算を実際に行なってみよう
⇒総合原価計算と個別原価計算の違いを理解しよう
4-5 直接原価計算の考え方
⇒変動損益計算書の原点は、直接原価計算
4-6 活動基準原価計算(ABC)の考え方
⇒間接費(共通費)の配賦をいかに行なうか
実践コラム:価格設定の手法あれこれ・・
第5章 短期的意思決定に役立つ考え方
5-1 機械式洗車は600円、手洗い洗車は1600円。この価格差は何か?
⇒原価とは何かを改めて考えてみよう
5-2 原価割れでも注文を受けるべきか?
⇒決め手は原価の見方と限界利益
5-3 時給はどうやって決めるのか?
⇒人時生産性と労働分配率がポイント
5-4 増員したい!そのとき営業所長はどう提案すべきか?
⇒増員で増えるコストを回収できる売上予算を計画しよう
5-5 次期の利益計画(予算)はどんな手順で作るのか?
⇒必要売上高を求める公式で考えよう
実践コラム:業績管理の5つのステップ
第6章 戦略的意思決定に役立つ考え方
6-1 キャッシュフロー重視時代の「利益の役割」とは何か
⇒利益とキャッシュフローの役割の違いを理解しよう
6-2 営業キャッシュフローのとらえ方を理解しよう
⇒間接法のとらえ方をマスターしよう
6-3 営業キャッシュフローを予想する
⇒間接法の項目を予想する
6-4 現在価値という考え方を理解しよう
⇒現在の100万円と2年後の110万円のどちらを選ぶ?
6-5 資本コストとは何か
⇒収益性の目標は、資本コストを参考にする
6-6 投資の採算を判断する方法(時間価値を考慮しない方法)
⇒事例で見る投資の収益性と安全性
6-7 投資の採算を判断する方法(時間価値を考慮する方法)
⇒正味現在価値(NPV)と内部利益率(IRR)を理解しよう
6-8 キャッシュフローの予測と採算判断(事例で総まとめ)
⇒5年間限定のプロジェクトを採用するかどうかの判断をする
6-9 予想貸借対照表をイメージで理解しよう
⇒図で見る5年間の財務三表の変化
6-10 企業価値が向上するという意味
⇒将来のフリーキャッシュフローを増大させること
実践コラム:企業価値を高めることの問題点
著者プロフィール
千賀秀信
経営能力開発アドバイザー。マネジメント能力開発研究所・代表。1954年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。中小企業診断士。公認会計士、税理士専門の情報処理サービス業・株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、経営と会社数字を関連させて考えられる能力(計数感覚)を高めるためのプログラムを考案。「わかりやすさ、具体性」を重視したコンテンツを提供している。上場企業や公的機関などで研修を行なうほか、大前研一のアタッカーズ・ビジネススクール、日本能率協会などでオープン講座を開催。著書に『会社数字がわかる計数感覚ドリル』(朝日新書)、『会社数字のコツがハッキリわかる本』、『(新版)経営分析の基本がハッキリわかる本』、『計数感覚がハッキリわかる本』(3冊ともダイヤモンド社)、『「ベンチャー起業」実戦教本』(共著:プレジデント社)がある。