この1冊ですべてわかる 会計の基本
- 電子書籍あり
発売日 | 2010.10.20 |
---|---|
著者 | 岩谷誠治 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 240 |
ISBN | 978-4-534-04763-2 |
価格 | ¥1,650(税込) |
会計の要点を手早く、簡単に身につけられる1冊。会計を財務会計と管理会計という軸に分けて、税務会計や連結決算から、内部統制やIFRS、組織再編手法まで幅広く説明。やさしいだけではなく、実践的な会計力も身につきます。
≪章立て≫
第1章 会計とは
第2章 財務会計
第3章 連結決算
第4章 税務会計
第5章 内部統制
第6章 IFRS(国際財務報告基準)
第7章 企業価値
第8章 財務分析
第9章 予算管理
第10章 原価計算
第11章 コスト・マネジメント
第12章 組織再編
オンラインストアで購入する
テキスト採用など、大量・一括購入に関するご質問・ご注文は、弊社営業部(TEL:03-3268-5161)までお問い合わせください。
詳細
まえがき
本書の利用法
第1章 会計とは
1-1 会計とは何なのか
「現在を記録する会計」と「未来を拓く会計」 12
1-2 会計の役割
企業活動を記録する手段としての会計 16
1-3 会計の構造
会計は財務会計と管理会計の2つの領域からなる 18
●さらに「会計」への理解を深めるための推薦図書 22
第2章 財務会計
2-1 2つの前提
「発生主義」と「継続企業」は現代会計の前提である 24
2-2 3つの法律
財務会計は会社法、金融商品取引法、税法からなる 28
2-3 会計の公式
資産・負債・資本・収益・費用の組み合わせを知る 32
2-4 決算書の体系
決算書の定義は法令によって異なる 38
2-5 貸借対照表
B/Sは資金の使途と調達源泉を表わす 40
2-6 損益計算書
P/Lは、収益─費用で利益を表わす 44
2-7 キャッシュフロー計算書
C/Sは、会計期間中のキャッシュの増減を表わす 48
2-8 株主資本等変動計算書
純資産の期首から期末までの変動を表示する 52
2-9 決算
経理部門における中心業務である 54
2-10 会計の技術
発生主義による期間損益計算を実現する 58
2-11 資金管理
資金繰りの重要性と運転資金の意味を知る 68
2-12 資金調達
資金調達方法ごとのメリットとデメリットを知る 70
●さらに「財務会計」への理解を深めるための推薦図書 72
第3章 連結決算
3-1 グループ経営
現代における企業の目標はグループ利益の最大化である 74
3-2 連結の範囲
会計におけるグループ会社の意味を確認する 76
3-3 連結決算の作成方法
連結の方法には(フル)連結と持分法がある 78
●さらに「連結決済」への理解を深めるための推薦図書 82
第4章 税務会計
4-1 税金というコスト
税金は企業における最大のコストである 84
4-2 税金の体系
企業の活動にかかる税金にはさまざまな種類がある 86
4-3 所得・益金・損金
財務会計上の利益と税法上の所得は異なる 88
4-4 交際費
交際費は費用であるが損金ではない 92
4-5 消費税
すべての企業取引に関係する税金 94
4-6 連結納税
グループ経営に対応した新しい納税方法 98
●さらに「税務会計」への理解を深めるための推薦図書 100
第5章 内部統制
5-1 内部統制はなぜ必要か
内部統制は、すべての会社に存在する 102
5-2 内部統制とは
内部統制には4つの目的があり、6つの要素からなる 104
5-3 見える内部統制と見えない内部統制
全社的内部統制と業務プロセス内部統制 108
5-4 重要な欠陥
「内部統制が有効」とは、重要な欠陥がないことをいう 110
5-5 内部統制の整備
内部統制の基本は内部牽制である 112
●さらに「内部統制」への理解を深めるための推薦図書 114
第6章 IFRS(国際財務報告基準)
6-1 IFRS導入の経緯
IFRS(国際財務報告基準)とは何なのか 116
6-2 IFRSの特徴
IFRSと従来の基準との違いを知る 120
6-3 財務諸表の表示
決算書の名称と役割が変わる 122
6-4 IFRS導入による経営への影響
投資効率に着目した経営への進化 124
6-5 経営への影響が大きい会計基準
収益認識、固定資産会計の影響が大きい 126
●さらに「IFRS」への理解を深めるための推薦図書 130
第7章 企業価値
7-1 企業のめざすべきゴールは
経営目標を可視化する方法は会計しかない 132
7-2 お金の価値
同じお金でも、時点によって価値は異なる 136
7-3 会社の価値
企業価値は将来キャッシュフローの現在価値の総和 140
●さらに「企業価値」への理解を深めるための推薦図書 144
第8章 財務分析
8-1 安全性分析
B/Sから調達源泉と資金使途の関係を見る 146
8-2 収益性分析
投下資本に対する利益の割合を見る 150
8-3 EVA
資本コストを上回る利益が真の利益である 154
8-4 EBITDA
利息・税金・償却費控除前利益 158
8-5 BSC(バランス・スコアカード)
評価指標を統合的に管理して戦略実現をめざす 160
●さらに「財務分析」への理解を深めるための推薦図書 164
第9章 予算管理
9-1 予算制度とは
企業のPDCAサイクルを進める仕組み 166
9-2 予算作成手順
予算の体系と予算作成手順を理解する 168
9-3 配賦計算
共通費を各部門に配分する作業 172
9-4 予算制度における問題点
予算編成工数の増加とゲーミングの発生 176
●さらに「予算管理」への理解を深めるための推薦図書 177
第10章 原価計算
10-1 原価計算とは
作ったモノの値段を決めること 180
10-2 原価計算方法
費目別、部門別、製品別の3手順 182
10-3 仕掛品
期末時点の未完成品。進捗度を用いて評価する 186
10-4 原価計算の種類
標準原価計算と実際原価計算がある 188
●さらに「原価計算」への理解を深めるための推薦図書 189
第11章 コスト・マネジメント
11-1 コスト・マネジメントの必要性
コストの発生原因に着目する 192
11-2 変動費と固定費
コストは発生形態で変動費と固定費に分けられる 194
11-3 損益分岐点分析
Cost、Volume、Profitの関係を分析する 196
11-4 直接原価計算
変動費だけを製品原価とする原価計算 200
11-5 ABC(活動基準原価計算)
活動を基準にした原価計算 204
●さらに「コストマネジメント」への理解を深めるための推薦図書 207
第12章 組織再編
12-1 組織再編とは
M&Aは大企業だけのものではない 210
12-2 組織再編手法
組織再編も、単なる「取引」にすぎない 212
12-3 組織再編時の留意点
会計が人々の心理に与える影響も考慮する 220
●さらに「組織再編」への理解を深めるための推薦図書 223
補章 会計用語集 225
あとがき 238
著者プロフィール
岩谷誠治
会計意識 代表取締役、公認会計士、税理士、システム監査技術者。早稲田大学理工学部卒。資生堂を経て朝日監査法人(現 あずさ監査法人)に入社。その後、アーサーアンダーセンビジネスコンサルティングを経て2001年に独立、岩谷誠治公認会計士事務所を開設。現在は会計意識 代表取締役として会計知識のビジネスへの応用を指導。著書に「借金を返すと儲かるのか?」「国語 算数 理科 しごと」(日本経済新聞出版社)、「収益認識プロセスと会計の接点」(中央経済社)、「12歳でもわかる!決算書の読み方」(フォレスト出版)などがある。