本当にわかる社会学
- 電子書籍あり
発売日 | 2010.04.14 |
---|---|
著者 | 現代位相研究所 編 |
判型 | 四六判/並製 |
ページ数 | 240 |
ISBN | 978-4-534-04705-2 |
価格 | ¥1,540(税込) |
経験則が通用しない現代社会において、このような状況をどのように受け止め、どのように解釈すればよいのか、というニーズは高まるばかりです。本書では、100のキーワードをピックアップし、他学問との違いを明らかにしながら解説。
≪章立て≫
第1章 個人と集団?人は一人では生きていけない
第2章 家族と教育?教育は誰のためにあるのか
第3章 労働と消費?働くことは消費することである
第4章 都市と犯罪?都市は実験室である
第5章 政治と権力?政治とは日々の振る舞いである
第6章 宗教と文化?前提なしでは生きられない
第7章 歴史と近代?現代とはいかなる時代か
第8章 グローバリゼーションと国家?世界は生き残れるか
第9章 理論とモデル1?日常的な行為が可能にするもの
第10章 理論とモデル2?日常的な行為を可能にするもの
オンラインストアで購入する
テキスト採用など、大量・一括購入に関するご質問・ご注文は、弊社営業部(TEL:03-3268-5161)までお問い合わせください。
詳細
まえがき
第1章 個人と集団-人は一人では生きていけない
社会を科学する方法 012
「二人」と「三人」は大違い 014
まぼろしの公衆 016
所属するだけが能じゃない 018
仲よくするには敵をつくれ 020
関係性の変質 022
個人主義と連帯感 024
殺された自殺者たち 026
孤独な群衆 028
自分が自分であるために 030
●参考文献 032
第2章 家族と教育-教育は誰のためにあるのか
日本の「家」は特殊なのか? 034
家族って何? 036
選択される人生 038
男らしさ/女らしさ 040
かつて子どもはいなかった 042
もう一人の「私」 044
「みんな」って誰? 046
ホモ・ソシオロジクス 048
身体化された歴史 050
教われども学ばず 052
●参考文献 054
第3章 労働と消費-働くことは消費することである
労働の本質 056
儲ける者は救われる 058
人間の条件 060
幸せの測り方 062
強制から共生へ 064
商品としての真心 066
経済を越える経済学 068
「労働の人間化」の代償 070
意味を買い、モノを消費する社会 072
何でもマニュアル化 074
●参考文献 076
第4章 都市と犯罪-都市は実験室である
都市は未来を志向する 078
共にあることと共にすること 080
資本としての人間関係 082
実験室としての都市 084
「配慮しない」という配慮 086
決めつける暴力 088
役に立つ犯罪 090
終わりなき教育の始まり 092
監視カメラを見ているのは誰か 094
不安と排除の連鎖 096
●参考文献 098
第5章 政治と権力-政治とは日々の振る舞いである
服従の理由 100
無機質な効率性 102
自由に耐えられない人々 104
権力は悪ではない 106
心の中の管理人 108
よりよく生かす権力 110
ネットの秩序から考える民主主義 112
マスメディアの力 114
新たな価値を切り開く 116
民主主義を問い直す 118
●参考文献 120
第6章 宗教と文化-前提なしでは生きられない
「日常」の条件 122
贈り物の深い意味 124
未開社会を理解する 126
社会の根底にあるもの 128
「怪しげ」な領域の発見 130
人種のるつぼを超えて 132
境界線上から見えるもの 134
神なき宗教 136
複製技術の功罪 138
メディアはメッセージである 140
●参考文献 142
第7章 歴史と近代-現代とはいかなる時代か
封建制は終わったか 144
イデオロギーを乗り越える 146
語り継がれる複数の歴史 148
伝統=古いもの、とは限らない 150
理性は野蛮である 152
魔法にかかった近代人 154
大きな物語の終焉 156
自由に翻弄される時代 158
問い直された近代 160
もはや社会のどこにも逃げ場はない 162
●参考文献 164
第8章 グローバリゼーションと国家-世界は生き残れるか
脱空間化する世界 166
新しい都市のレジーム 168
まなざしが社会を変える 170
「世界=経済」のシステム 172
見えざる暴力 174
偏見なき異文化理解は可能か 176
創られた「われわれ意識」 178
強力な国家とは何か 180
社会を支える国家 182
グローバル化が革命を起こす? 184
●参考文献 186
第9章 理論とモデル1-日常的な行為が可能にするもの
秩序はいかにして可能か 188
願えば叶う? 190
人生ゲームの攻略法 192
こんなはずじゃなかった 194
矛盾との付き合い方 196
「当たり前」のことは当たり前ではない 198
人生はドラマだ 200
紛れもない現実 202
日常生活に満ちた暗黙のルール 204
社会を知る方法 206
●参考文献 208
第10章 理論とモデル2-日常的な行為を可能にするもの
学問の仕方を考える学問 210
行動に意味はない 212
一種独特の実在 214
新しい方法基準 216
社会学に社会は見えているか 218
社会存続の条件 220
中心なき世界 222
啓蒙を問い直す 224
話せばわかる 226
貨幣と権力の時代 228
●参考文献 230
あとがき
さくいん
著者プロフィール
現代位相研究所 編