司法試験機械的合格法 論文式試験「合格答案」作成講座 応用演習編
発売日 | 2009.10.15 |
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著者 | 柴田孝之 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 496 |
ISBN | 978-4-534-04625-3 |
価格 | ¥3,960(税込) |
答案作成の技術をアップするのに最適な過去問、創作問題を含む113問を厳選し、そのすべてに著者オリジナルの答案(解答例)を掲載。「解答」ではなく「解法」を読むことで、発想法や思考の過程を学ぶ問題集。「論文式試験」対策の総仕上げに最適の1冊!
≪章立て≫
第1部 基礎問題編
第2部 応用問題編
第3部 演習編
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詳細
まえがきに代えて~本書の特徴と使い方
第1部 基礎問題編
1 請求から考える 18
□XはYから新品の自動車を購入する契約をし、代金の支払いと~ 18
□Aは友人Bから中古のパソコン(発売から半年程度のもの)を~ 22
□甲株式会社は、権限を濫用して甲株式会社を代表して取引をした~ 27
□甲は乙からA株式会社の株式を購入したが、名義書換が未了のうち~ 30
2 行為から考える 34
□甲は恨みがあるAに痛い目に遭わせようと考えたが、腕力では~ 34
□化学工業製品の製造・販売を業とする一部上場会社であるA株式~ 37
□警察官は、Aに薬物使用を強制されたとのBからの通報を受けて~ 41
3 事例の解析 45
□Aは自己の債権者Bのために自己所有の山林に抵当権を設定し~ 45
□AはBのために自己所有の建物に抵当権を設定し、その旨の登記を~ 51
4 法律を使う 55
□AはBに貸金100万円の返還を求めている。しかし、BはAから~ 55
□Aは酒屋を経営するBに、甲社の乙という銘柄のビール1ダースを~ 57
5 結論の妥当性 62
□AはBに自己所有の甲土地を賃貸している。Bは甲土地上に建物を~ 62
□AはBから賃借した土地上に甲建物を建築した上で、この建物に~ 66
□AはBからB所有の甲建物を賃借しているが、2年間の契約期間~ 70
□Aは、B所有の借地上の建物(Cを土地の貸主とする)を、居住~ 74
6 問題提起の仕方 77
□BはAとAが所有する甲不動産を買い取る契約をし、Bは甲不動~ 77
□甲は金目のものを盗る目的でA宅に侵入した。甲は、タンスの中に~ 80
□AはBから、B所有の中古自動車を代金30万円で購入する契約を~ 83
□AはBから賃借した土地上に甲建物を建築した。これを前提に次の~ 86
□Aは税金対策のため、自己所有の甲不動産について、B名義で~ 90
□AはBにその所有する貴重な漫画本を無料で貸し出したが、Bは~ 93
□AはBを代表取締役として、甲会社と常日頃取引をしていた。ある~ 95
7 一般条項の使い方 99
□AはBと自己所有の中古パソコン(独自規格で、他の機種との互換~ 99
□甲は全国に支店がある乙会社と訴訟をするため、乙会社の支店が~ 104
8 説明問題の基礎 109
□未成年者の加害行為について、親権者の不法行為責任を問う法的~ 109
□株式の譲渡自由の原則(会社法第127条)が定められた理由を~ 113
□損害賠償請求をするにあたり、契約責任的な構成と不法行為的な~ 115
□使用者責任(民法第715条)の規定と、理事が不法行為をした場合~ 120
□債務の一部不存在確認の訴えの特質について説明せよ。 125
□民事訴訟において判決効が当事者以外の者に及ぶ場合について~ 130
□不真正不作為犯について説明しなさい。 134
□行政指導への統制について説明しなさい。 137
9 憲法上の問題点の考え方 143
□A市は、弁護士会を通じた弁護士Bからの照会に漫然と応じて~ 143
□法律上強制加入とされている法人が、多数決により、特定の政治~ 148
□警察官Aは、自己の立場を利用して強盗をすることを企て、非番~ 151
第2部 応用問題編
1 請求から考える 157
□Aは、自己所有の山林に、業務用冷蔵庫が不法投棄されていること~ 157
2 基本的な知識の重要性 162
□甲は、愛人と一緒になるために、病気で自宅療養中の夫Aを~ 162
□甲は、商業登記簿上の代表者Aを代表者として保険会社乙に~ 168
□CはAのBに対する債務の保証をAから依頼された。そこで~ 171
3 事情の評価 174
□甲及び乙は、友人Aに対して、二人で殴る蹴るの暴行を加え~ 174
□学生甲乙は深夜繁華街で、やくざ風の男Aに因縁を付けられ~ 179
□甲乙は深夜、酔っぱらいAに絡まれ、Aが同行していた丙女の~ 184
□詐欺事件を捜査中の警察官は、「磁気記録テープ、光磁気~ 188
□団体Aが、講演会を開催するため、Y市の設置管理する市民会館~ 192
□地方公共団体が、職員の採用について、日本国籍を有することを~ 197
□公立A高校で文化祭を開催するにあたり、生徒からの研究発表を~ 202
4 典型論点の論証の利用 207
□条例が法律に違反することを理由として、住民は当該条例の~ 207
□甲は乙への売買代金の支払い請求訴訟に勝訴し、乙に強制執行~ 213
5 説明問題の解法 218
□資本金と株式の関係について論じなさい。 218
□国会法第56条第1項は、「議員が議案を発議するには、衆議院に~ 221
□多数当事者の債権関係において、複数の債務者全員を連帯債務者~ 224
□株式会社が複数の事業部門を持つ場合、会社分割以外で、その~ 230
□Aは、20歳の息子Bが資産もないのに無職でいることに日ごろ~ 233
□手形の支払い延期の方法について、説明しなさい。 238
□手形が要式証券とされていることの意味及びその根拠について~ 242
6 憲法の問題の解き方~人権 244
□法律上強制加入とされている団体が、多数決により、特定の政治~ 244
□学校教育法等の規定によれば、私立の幼稚園の設置には都道府~ 249
□女性のみに入学を認める公立高等学校の受験を希望する者が~ 253
□Xは、ガソリンスタンドを開設するため、法律上の要件を整え~ 257
7 憲法の問題の解き方~統治 262
□「国会において、議員が予算を伴う法律案を発議するには、内閣~ 262
□国会で今制定されようとしているA法律は明らかに違憲である~ 266
□下級裁判所における事件の審理において、憲法問題が生じる恐れ~ 268
□「国会は、必要があると認める時は、議決により法律案を国民~ 271
□拘束名簿式比例代表選挙において、比例区選出議員が自発的に~ 274
8 刑事系の問題の解法の整理 278
□甲は、酒癖が悪く、酔うと是非善悪の判断力を失い妻乙や二人の~ 278
□甲は、自宅で、知人Aと口論になり、激高してとっさに殺害する~ 282
□甲はダイヤモンドを奪取するため、これを購入すると偽って~ 287
□甲はAからダイヤモンドを強奪する目的で、購入すると偽って~ 291
□便せんに約600字に及ぶ脅迫文言を記載し、これを郵送する方法~ 296
□被告人は、「X日、Y町のA方において、同人の高級時計を窃取~ 300
第3部 演習編
1 憲法・行政法 305
□Aは夜間、いつものように書籍を購入するため、書店の自動~ 305
□Aは、公立中学校を卒業見込みであったので、公立甲高校の普通~ 312
□国会議員Aは、委員会開催中に委員長Bに殴りかかり傷害を~ 318
□次の見解を論評しなさい。「司法権の独立とは、国民のコントロ~ 322
□憲法第73条5号、第86条によると、内閣に予算を作成し提案する~ 326
□租税に関する規定、または罰則に関する規定を条例で定める~ 329
2 民法 332
□次の事例を読んで、各小問に答えなさい(各小問は独立した~ 332
□無効と取消の違いについて論じた上で、次の法的概念を比較~ 336
□不動産物権変動のうち、いかなる原因があるとき、登記による~ 341
□Xはパソコンを買うことにして、Yにメーカーと機種を指定し~ 346
□AはBと、甲建物を目的とした売買契約を締結し、その上で~ 351
□Aは権限がないのに、Bの所有する不動産をCに売り渡した~ 356
□次の各小問について、根拠を付して答えよ。1 指名債権譲渡~ 361
□次の各小問に答えた上、結論を比較しなさい。1 Aは仮装の~ 366
□AはBに甲土地を建物建築目的で賃貸したことを前提とした~ 370
□AはMとの契約に基づき、ブルドーザーを修繕し、現在これを~ 376
□高校生Aは親Bからバイクを買い与えられており、普段から暴走~ 380
3 商法・会社法 386
□株式会社の設立段階における出資確保のための制度を説明した~ 386
□A会社は定款に株券を発行する定めがある会社である。甲は~ 390
□甲株式会社は、代表取締役Aの放漫経営が原因で資金繰りが~ 394
□甲株式会社は、その規模を拡大するため、外部から新たに資金を~ 399
□株式会社において、配当が可能な剰余金がないのに剰余金の~ 403
□Aは第1被裏書人名が抹消され、被裏書人欄に第2裏書人の名が~ 408
□Aは、振出人としてBの記名がなされた書き損じの手形用紙を~ 410
□手形法第40条第2項、第40条第3項のそれぞれと、手形法第16条~ 413
4 民事訴訟法 417
□Aは訴状で被告をX株式会社代表取締役Yとして訴え提起し~ 417
□次の各場合、当事者の主張に裁判所は拘束されるかを検討しなさい~ 422
□当事者の意思によって訴訟が終了した場合に発生する法的効果の~ 426
□AはBとの訴訟の係属中に、訴訟の目的となる権利をCに譲渡した~ 431
□次のような申立てが適法か否かについて論じなさい。1 所有~ 435
5 刑法 439
□甲は生活費に困ったので、金を借りようと思って、祖母Aの家に~ 439
□Aは日頃から恨みに思っていた甲を殺そうと思い、4階建ての~ 444
□甲はA宅に盗みに入ることを決意し、A宅に侵入した。甲はA宅~ 448
□甲は「この家は俺の家だが、誰も住んでいない」と言って、~ 451
□甲はタクシーに乗っていたが、運転手Aの言動に腹を立て~ 456
□甲の住所は東京である。九州へ旅行に出かけたところ、所持金~ 461
□甲は旅先で230円のたばこを買うために、たまたま立ち寄った~ 465
□A社の従業員甲は、ライバル社にA社の機密情報を売ろうと~ 469
6 刑事訴訟法 473
□刑事手続における検察官の役割について述べよ。 473
□司法警察職員甲が、覚せい剤自己使用罪の逮捕状で被疑者乙を~ 478
□刑事被告人甲は、窃盗罪の訴因で起訴された。次の各場合に~ 482
□次の各小問に答えよ。1 公訴時効の制度の根拠を説明しなさい~ 486
□証人甲は、公判期日において、被告人乙について「犯罪が行われた~ 491
著者プロフィール
柴田孝之
1972年、三重県生まれ。暁高校、東京大学法学部卒業。東大を現役合格、司法試験も1回でクリアした「勉強法」の天才。大学入試や司法試験の受験指導経験から、いかに効率的に勉強し、短期間で合格する実力をつけるかを追究したS式機械的合格法は、万人に対して圧倒的説得力を持つ。主な著書に『論文基礎力養成講座憲法/民法/刑法』『司法試験機械的合格法』『東京大学機械的合格法』(以上、日本実業出版社)、『試験勉強の技術』(ダイヤモンド社)などがある。