図解でわかる Linuxサーバ構築・設定のすべて
発売日 | 2005.04.06 |
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著者 | 一戸英男 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 360 |
ISBN | 978-4-534-03895-1 |
価格 | ¥3,080(税込) |
BIND9、Postfix、Apache 2.0、vsftp、カーネル 2.6など、最新の環境にも対応している。また、特定のディストリビューションに依存していないので、幅広いサーバ環境に活用でき汎用性がある一冊。ソースからインストールするLinux本の決定版!
≪章立て≫
第1章 Linux導入の予備知識
第2章 DNSサーバの構築
第3章 Webサーバの構築
第4章 メールサーバの構築
第5章 FTPサーバの構築
第6章 Sambaサーバの構築
第7章 iptablesによるファイアウォールの構築
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第1章 Linux導入の予備知識
1-1 インストール前の検討事項
導入に必要な情報とは
導入目的によるパッケージの選択
(1)サーバの構築
(2)作業端末
(3)テストサーバ構築
(4)サーバプログラムやアプリケーション開発
ディスクの容量と配置
ネットワーク設定情報の決定
本書で想定するネットワーク構成
ネットワークの分割方針
ルータとファイアウォールの設定情報の例
そのほかのホストへの設定情報の例
1-2 Linuxの起動シーケンス
電源投入から起動までの流れ
initとinittab
/etc/inittabの書式
ランレベル
/etc/inittabの基本書式
rc.sysinit
rcスクリプト
rcスクリプトの役割と構成
rcスクリプトの起動順序
1-3 スーパーサーバinetdの仕組み
inetdの概要
/etc/inetd.confの設定
サービスの再起動と停止
TCP Wrapper(tcpd)の設定
アクセス制御を定義するファイル
tcpdによるアクセス制御設定:パターン(1)
tcpdによるアクセス制御設定:パターン(2)
1-4 スーパーサーバxinetdの仕組み
/etc/xinetd.confの設定(サービス全体の共通定義)
サービスごとの設定
一般的な設定項目
アクセス制御の設定項目
サービスごとの設定のサンプル
xinetdのインストール
ダウンロードとコンパイル
xinetdの実行
1-5 管理者必修! トラブル対策コマンドガイド
ログ、ワーニング編
デバイス編
ネットワーク編
ifconfig
ping
traceroute
dig/nslookup
netstat
サーバ編
メール(SMTP)の場合
メール(POP)の場合
メール(IMAP)の場合
Webサーバ(HTTP)の場合
FTPサーバの場合
1-6 Linux導入に関するFAQ
第2章 DNSサーバの構築
2-1 BINDの概要とインストール
BINDの概要
DNSの仕組み
BIND9の特徴
BIND9のインストール
インストールの作業手順
DNSサーバの構築ポリシー
ダウンロードとコンフィギュレーション、コンパイル
BINDの実行ユーザー/グループの作成
2-2 BINDの初期設定と起動
rndc.confの作成
named.confの作成
zoneファイルの作成
zoneファイルの例
設定の確認とBINDの起動
設定ファイルの確認
起動スクリプトの作成と登録
BINDの起動
2-3 BINDの設定項目
named.confの記述
acl(アクセス制御リスト)
options(動作設定)
zone"."(ルートサーバの設定)
zone"サイトドメイン"(正引き)
zone"サイト逆IP.in-addr.arpa"(逆引き)
zone"ローカルホスト"(ローカルホスト)
zoneファイルの記述方式
マスタファイルの形式
リソースレコードの書式
SOAレコードの形式
2-4 BINDのセキュリティ対策
ファイルのパーミッション
アクセスコントロール
Versionバナーの非表示
ゾーンデータの変更通知
2-5 rndcによる遠隔操作
rndcコマンドの実行例
リモート接続のための設定(1) ── DNSサーバ側の設定
リモート接続のための設定(2) ── rndcクライアントの設定
2-6 BINDのユーティリティ
digコマンド
digのオプション
hostコマンド
nslookupコマンド
nsupdateコマンド
2-7 BINDに関するFAQ
第3章 Webサーバの構築
3-1 Apacheの概要とインストール
Apacheの概要
ダウンロードとコンフィギュレーション
ダウンロードと解凍
コンフィギュレーションとコンパイル
この章で紹介するconfigureのオプション
MPMによるプロセスモデルの指定
圧縮通信の指定をしたサーバ構築
WebDAVの指定をしたサーバ構築
3-2 SSL接続のサーバ構築
SSLによる暗号化通信の仕組み
公開鍵暗号の仕組み
認証局とサーバ証明書
SSLサービスに必要な要素
OpenSSLのインストール
OpenSSLのダウンロードとコンパイル
認証局(CA)の構築
秘密鍵と証明書の作成
SSLサーバの構築
サーバ秘密鍵の作成
証明書署名要求(CSR)の作成
証明書に自己署名する
ApacheのSSL対応設定
ssl.confの設定
Apacheの起動
3-3 Apacheディレクティブの基本設定
サーバの情報や基本動作に関する設定
サーバToken(レスポンスヘッダ)の表示設定
Apacheの設定ファイルの置き場所
サーバの名前
サーバの管理者のメールアドレス
サーバが使用するIPアドレスとポート番号
プロセスファイルなどの置き場所
プロセス所有者
接続に関する基本設定
キープアライブ
サーバTimeout
アクセス制御
サーバ上のコンテンツに関する設定
サーバ名の生成
ドキュメントルート
ユーザーの公開ディレクトリ
ディレクトリインデックス
クライアントホスト名のDNS解決
エイリアス
スクリプトエイリアス
文字コードの補完
CGIなどの拡張子の設定
MIMEタイプの設定
ディレクトリに対するディレクティブとオプションの指定
ディレクトリ単位で設定を変更する(.htaccess)
.htaccessによるオーバライドの設定
.htaccessの名前を変更する
3-4 ユーザー認証
BASIC認証の導入
ユーザーとパスワードの登録
グループによるユーザー管理の効率化
Apache設定ファイルの記述
ダイジェスト認証の導入
ユーザーとパスワードの登録
Apache設定ファイルの記述
3-5 バーチャルホストの設定
バーチャルホストの種類
IPベースのバーチャルホスト
DNSの設定
Apacheの設定
3-6 WebDAVの設定
サーバ環境の設定
WebDAVの基本設定
日本語ファイル名への対応
モジュールmod_headersの準備
アクセス制御の設定
設定確認と再起動
クライアント環境の設定
3-7 Apacheに関するFAQ
第4章 メールサーバの構築
4-1 Postfixの概要とインストール
Postfixの概要
ダウンロードとコンパイル、インストール
ダウンロードと解凍
ユーザーとグループの追加
コンパイルとインストール
オプショナルな準備
PCREのインストール
sendmailを使っていた場合の準備
Postfixの起動
Postfixの仕組みについて
メールキューについて
4-2 Postfixの設定
基本設定
基本設定の例
不正中継対策のパラメータ
不正中継のテスト
メールボックス形式の設定
SMTP AUTH(送信時の認証)の設定
SMTP AUTHの概要
cyrus SASLのダウンロードと解凍
コンパイルとインストール
認証データベースの設定
Postfixの再コンパイル
SMTP AUTH用にmain.cfを編集
Postfixの再起動
TLS(暗号化通信)の設定
PostfixにTLSパッチを適用する
SASL/TLS対応Postfixのインストール
TLSを使用する場合のmaster.cfの設定
鍵と証明書の設定
バーチャルドメインの設定
送信設定
受信設定
そのほかの基本設定
エイリアスの設定
そのほかのmain.cfの設定項目
.forwardの設定
スパム対策の設定
Postfixによるスパム対策の概要
スパムフィルタリングの設定例
メールの静的転送設定
ハブ構成の設定
特定ドメイン宛てのメールを転送する設定
4-3 POPサーバの構築
プレーン認証のPOPサーバ
APOP認証のPOPサーバ
4-4 IMAPサーバの構築
IMAPの概要
Courier-IMAPの導入
必要なモジュールのインストール
ダウンロードとコンパイル、インストール
起動設定
メールボックスの作成
4-5 Procmailの設定
Procmailのダウンロードとコンパイル、インストール
Procmailの全体的な設定
ユーザー個別の設定
.forwardの作成
.procmailrcの作成
4-6 メールサービスに関するFAQ
第5章 FTPサーバの構築
5-1 vsftpdの概要とインストール
FTPサーバの概要
ダウンロードとコンパイル
ダウンロードと解凍
コンパイル
インストール
ユーザーとディレクトリの準備
インストール
vsftpdの起動
基本的な設定
そのほかの重要と思われる設定
5-2 設定リファレンス
セッションに関する設定
コネクション関連
listen関連(ポートの待ち受け)
サーバの実行に関する設定
anonymousに関する設定
ローカルユーザーに関する設定
ファイル表示に関する設定
Change rootに関する設定
データ転送に関する設定
ログに関する設定
そのほかの設定
5-3 PASVモードについて
PASVモードが必要な理由
PASVモード接続
5-4 FTPに関するFAQ
第6章 Sambaサーバの構築
6-1 Sambaの導入
Sambaの概要と特徴
ダウンロードとコンパイル、インストール
ダウンロード
コンパイルとインストール
環境設定
/etc/servicesの設定
/etc/samba/smb.confの設定
Sambaのユーザーアカウントの作成
Sambaの起動
6-2 Sambaに関するFAQ
第7章 iptablesによるファイアウォールの構築
7-1 iptablesの使い方
iptablesの概要
ファイアウォール構築のポリシー
基本ポリシーの考え方
iptablesを利用できる環境
カーネルのバージョンと設定
そのほかのカーネルの設定
複数NICを使用する場合に便利な方法
iptablesコマンド
テーブル
チェイン、ルール、ターゲット
iptablesコマンドの書式
7-2 ファイアウォール構築の実際
iptablesによる設定の流れ
そのほかの設定例
ルールの考え方
ファイアウォールの構築例
管理用ホストの設定例
7-3 iptablesの導入
iptablesのダウンロードとカーネルの設定
iptablesのインストールと動作確認
ログの出力先の変更方法
7-4 iptablesに関するFAQ
INDEX
著者プロフィール
一戸英男
1965年、秋田県生まれ。富士通ゼネラル、米ネットケープ、NTT関連会社などで、ネットワーク、携帯メールなどのシステム開発や営業に従事。現在は、Linuxサーバ環境の開発を行っている。大規模サーバ環境にも精通。