あなたと家族のためのエンディングノート
発売日 | 2010.01.27 |
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著者 | 本田桂子 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 168 |
ISBN | 978-4-534-04671-0 |
価格 | ¥1,650(税込) |
万一のときに備えて、自分や家族が困らないための「メッセージ」としてのこしておくエンディングノート。介護の方法や、葬儀・お墓の希望、財産リストなど、自分の老後・死後の意思を整理しておくと安心です。遺言書の作成準備にもなります。
≪章立て≫
プロローグ エンディングノートをつくる前に
第1章 さあ、エンディングノートをつくろう!
第2章 実際にエンディングノートを書いてみよう
第3章 エンディングノートをもとに遺言書をつくるには
第4章 遺言書をつくる際のポイント
第5章 財産管理などその他の書類のつくり方
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詳細
プロローグ エンディングノートをつくる前に
あなたの将来についての不安はどんなこと? 8
あなたの「思い」を形にしよう 10
エンディングノート〈記入欄〉
1 医療・介護について 14
血液型
加入している健康保険
アレルギーの有無
持病・病歴
重症になったときの告知
回復する見込みがなくなったとき、どこで過ごしたいか
回復する見込みがなくなったとき、どのように過ごしたいか
脳死状態になったら、延命措置を希望するか
脳死後、臓器提供を希望するか
脳死後、献体を希望するか
介護が必要になったとき、誰に介護してほしいか
介護を受けたい場所
介護費用……
2 相続・財産管理について 24
寝たきりや認知症により自分で財産が管理できなくなったら
私の預貯金
私が保有する株式
私が保有する有価証券(国債・投資信託など)
私が保有するその他の金融資産
私が保有する不動産
私の金庫・貸金庫
私が保有する動産(宝石や骨董品、着物、ブランド品など)
私が加入している保険
私が誰かにお金を貸しているかどうか(貸付金)
私が保有するクレジットカード
遺言書の有無
遺産分割にあたっての私の希望
私の親戚関係(家系図1)
私の子ども・孫について(家系図2)
私の愛用品をもらってほしい相手(形見分け)
私がこれまでに加入した年金……
3 葬儀・お墓について 42
どんな葬儀にしてほしいか
葬儀の予算
葬儀費用の準備
葬儀の際の宗教
戒名の種類
どの葬儀会社に依頼するか
葬儀の場所
喪主になってほしい人
葬儀で遺影に使う写真
祭壇・飾りつけ
参列者からの献花
会場に流す音楽
お棺の中に入れてほしいもの
お別れの際に着るもの(死装束)
私の死亡をどのように伝えるか(死亡通知)
死亡通知を送ってほしい相手
香典
葬儀参列者へのメッセージ
参列者への会葬礼状・礼品
お墓・納骨
供養・法要の予算・費用
仏壇・普段の供養
在職中に死亡したときの仕事の後始末
パソコンの処分
インターネットの処理
日記の処分
私のかわいがっているペットの処遇……
4 自分史について 60
私のプロフィール
私の誕生にまつわるエピソード
私の性格
私の好きなもの
私の学歴
私の職歴
私が保有する資格・免許
夫婦の思い出
結婚式・新婚旅行の思い出
両親の思い出
兄弟姉妹の思い出
祖父母の思い出
いま家族について気がかりなこと
いま仕事について気がかりなこと
私の大切な人へのメッセージ……
第1章 さあ、エンディングノートをつくろう!
なぜエンディングノートがあるといいの? 74
エンディングノートはどうやって作成するの? 76
どうやって保管するの? 注意点は? 78
エンディングノートはどうやって使うの? 80
〈医療・介護〉余命宣告を受けるか、受けないか……
〈脳死状態〉延命措置を行なうか、行わないか……
〈遺産相続〉家族に対する遺産分けの指針になる
〈財産管理〉現状を把握できて、相続手続きもスムーズになる
〈葬儀・お墓〉遺族が葬儀の内容について迷わずにすむ
〈自分史〉これまでの人生を思い出すきっかけになる
確実に実行してもらうにはどうすればいい? 86
第2章 実際にエンディングノートを書いてみよう
エンディングノートにどんなことを書くの? 90
1 医療・介護についての記入例 90
2 相続・財産管理についての記入例 95
3 葬儀・お墓についての記入例 101
4 自分史についての記入例 109
第3章 エンディングノートをもとに遺言書をつくるには
なぜ遺言書をつくったほうがいいの? 114
CASE1 夫が亡くなり、妻と子どもたちが財産を相続することになったケース 115
CASE2 子どもがいない夫婦で、夫が亡くなったケース 116
CASE3 まだ幼い子どもをのこして、夫が亡くなったケース 117
CASE4 独身の人が亡くなったケース 118
遺言書があればたいていの相続トラブルは避けられる 119
CASE1 解決策1 妻に全財産を相続させる 120
解決策2 妻に自宅を、子どもに預貯金を相続させる 121
解決策3 子どもに財産をあげる代わりに、妻の面倒を見るように頼む 122
CASE2 解決策1 夫の親がまだ生きている場合、全財産を相続させる 123
解決策2 夫の兄弟姉妹がいる場合、全財産を妻に相続させる 124
CASE3 解決策 妻に全財産を相続させると、相続手続きが楽になる 125
CASE4 解決策 大切な人に財産を遺贈する 126
あなたは遺言書をつくるべき? 127
遺言書の内容を決めよう1 ~あなたの相続人は誰?~ 129
遺言書の内容を決めよう2 ~遺留分を知ろう~ 132
遺言書の内容を決めよう3 ~あなたの財産はなに?~ 134
遺言書にはどんなことを書けるの? 136
第4章 遺言書をつくる際のポイント
遺言書のつくり方には2種類ある 140
自筆証書遺言を書いてみよう 142
公正証書遺言をつくってみよう 147
第5章 財産管理などその他の書類のつくり方
エンディングノートに書くだけでは足りない? 154
高齢期の気がかりにはこんな書類が効果的 156
巻末付録 全国公証役場一覧 159
著者プロフィール
本田桂子
1969年生まれ。法政大学文学部卒業。NPO法人遺言相続サポートセンター理事。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、行政書士。会計事務所勤務を経て、独立系FPとして活躍。主に中高年を対象に、遺言や相続など高齢期の相談を数多く手がける。著書に『その死に方は、迷惑です』(集英社新書)、『願いがかなう遺言書のつくり方』『想いが通じる遺言書と生前三点契約書のつくり方』(ともに日本実業出版社)、『定年後ライフプラン手帳』(永岡書店)など多数。