この1冊ですべてわかる SEの基本
発売日 | 2009.02.20 |
---|---|
著者 | 山田隆太 |
判型 | A5判/並製 |
ページ数 | 272 |
ISBN | 978-4-534-04512-6 |
価格 | ¥1,650(税込) |
SEとはどんな仕事をするのか――SEとして知っておくべき基礎知識からSEに必要なテクニカルスキル、コミュニケーションスキルまでをやさしく解説する。SEとして仕事をしていくうえで必要なものすべてと、どうやって身につければよいのかが、この一冊ですべてわかる。
≪章立て≫
0章 SEって、いったい何をする人?
1章 SEには、どんなテクニカルスキルが必要か
2章 ソフトウェアエンジニアリングを意識したスキルを形成する
3章 プロジェクトに必要なリーダーシップとチームワーク
4章 プロジェクトを成功に導くマネジメントスキル
5章 これだけはマスターしたいヒューマン系スキル
6章 SEとしての自覚と心構え
オンラインストアで購入する
テキスト採用など、大量・一括購入に関するご質問・ご注文は、弊社営業部(TEL:03-3268-5161)までお問い合わせください。
詳細
はじめに
本書の読み方
0章 SEって、いったい何をする人?
1 SE、プログラマーって何? 12
システム開発に関わる職種を理解する
2 さまざまなシステム開発に関わる職種 14
スタッフ、テクニカルリーダー、プロジェクトマネジャー、チームリーダーとは
3 スキル標準における位置づけを知ろう 16
SEの仕事をスキル標準に照らし合わせて理解する
4 SEがする仕事の全体像 21
IT投資サイクルの中で活動するためのスキル
5 SEが活躍する会社 24
ユーザ、ベンダー、SIそれぞれの企業とSE
6 SEの最大ミッション 26
ますます広がる本当のSEの重要性を再確認
1章 SEには、どんなテクニカルスキルが必要か
1 工学的手法をもってソフトウェア開発に挑む 30
場当たり的なシステム開発からの脱却
2 業務分析がシステム開発のカギ 34
意味のあるシステムを構築するための考え方
3 ビジネスモデリング 40
システム要件を導く論理的手法
4 分析術! コンサルティングツールの選択と活用 48
業務を分析して効果的戦略を得る
2章 ソフトウェアエンジニアリングを意識したスキルを形成する
1 設計手法 68
主流となるシステム構築アプローチ
2 開発手法(開発プロセスモデル) 72
リスク駆動のアプローチ
3 能力成熟度モデル統合CMMI 82
組織としての能力レベルを示す指標
4 開発支援ツール 86
開発効率を上げる方法
5 プログラミング 88
プログラミングだけですまないプログラミング
6 再利用手法 91
いろんな再利用のあり方
7 セキュリティ 95
財産である情報を守る
8 テスト技法 99
顧客の満足につながる大切な品質管理技術
9 オブジェクト指向 104
拡張性、再利用性を高める概念
10 ウォークスルーとインスペクション 111
検証による品質向上
11 情報共有の重要性 114
グループで活動するための技術
12 ソフトウェア構成管理 118
複雑化したシステム開発を支える技術
3章 プロジェクトに必要なリーダーシップとチームワーク
1 人間力はプロジェクトの原動力 122
魅力ある人間像
2 メンバーの状況を正確に把握する 128
問題の発生を抑制する
3 メンバーのやる気を引き出す 132
モチベーションが大切な理由
4 リーダーシップ 138
真のリーダーの姿とは
5 チームワークが力を倍増させる 142
信頼関係がチームワークを醸成する
6 顧客との交渉力が求められる 145
関係者を幸せにする力
4章 プロジェクトを成功に導くマネジメントスキル
1 PMBOKに習うプロジェクトを成功に導くカギ ・・・・・・・ 150
体系的にプロジェクトマネジメントを理解する
2 タスクをスケジューリングする 161
プロジェクトを円滑に進行させるタイムマネジメント
3 顧客満足を左右するスコープ管理 169
何を作るかを明らかにするスコープマネジメント
4 要求の確保から品質の確保につなげる 172
要求=品質から考える品質マネジメント
5 メンバーの目標とマッチした要員管理 176
社員の人生に関わる重要な人的資源マネジメント
6 コミュニケーションを管理する 180
情報伝達を円滑にするコミュニケーションマネジメント
7 リスクを先回りすることでプロジェクトは進行する ・・ 184
プロジェクトの基本はリスクマネジメント
8 協力会社とのコラボレーション 186
迅速な情報伝達が基本の調達マネジメント
9 炎上プロジェクトの対処 191
統合的にマネジメントを考える
5章 これだけはマスターしたいヒューマン系スキル
1 コミュニケーションスキル 196
プロジェクトを支える大きな要因
2 人を動かす挨拶 198
最も基本的なコミュニケーションスキル
3 報連相から始まって報連相で終わる 200
情報の新鮮さが命
4 適切な結果を引き出す指示 203
目的指向が経験をスキルにする
5 効果的議事録の書き方 208
行動を促すことが議事録の本質
6 会議では合意を取る 210
合意のない会議は無駄な時間
7 プレゼンテーションスキルは伝える技術 212
物事は伝わって意味をなす
8 メールの書き方一つで変わる仕事 220
見えないからこその心づかい
9 自分のモチベーションを把握する 226
自分の価値観を大事にする
10 教える技術が自分を鍛える 230
教えることで技術は洗練される
11 意味ある会議にするファシリテーション 232
コミュニケーション醸成法
12 良いプライドと悪いプライド 235
プライドを守る手段が善し悪しを分ける
13 話を聞きとる力 237
本質に迫るヒアリング術
6章 SEとしての自覚と心構え
1 プロフェッショナルとしての自覚を持つ 242
成長の源はプロ意識
2 長く使えるスキルを身につけよう 246
本質を理解するということ
3 SEは勉強が肝心 248
進化するソフトウェア技術に対応する
4 PDCAサイクルがSEを成長させる 251
検証・改善がレベルアップの秘訣
5 自分の枠を飛び出す 254
自らを省みるアプローチ
6 さらにステップアップするために 257
学べる環境に自分を置く
7 スキルの証明 261
モノサシで自分を測る
8 SEとして活躍するための七ヵ条 266
プロフェッショナルであるということ
著者プロフィール
山田隆太
やまだ・りゅうた
1972年、京都府生まれ。1996年、東京都立科学技術大学卒業後、エンジニアリング会社にて航空管制システムのソフトウェア、ファームウェア開発を通してSEとしてのキャリアを積んだ後、2002年からコンサルタントとしてソフトウェア工学の研究や実践指導を経験。2009年からは自動車業界のサプライヤー企業にてソフトウェア人材の設計力強化のための指導や育成制度づくりに従事。
また、日本のソフトウェアエンジニアのレベルアップを目的に、IPAの情報処理技術者試験委員(2002年~2021年)を担当、研修やイベントでの講演も行なっている。
専門領域はシステムズモデリング、オブジェクト指向モデリング、ソフトウェアアーキテクチャ、開発プロセスなど多数。最近では、XR技術を用いたサイバー空間でエンジニアがつながってコンテストやプロジェクトに参加できる刺激的でオープンな環境づくりに没頭している。