スケッチも漢字も「なぞり描き」で上達する!
身近にあるちょっとした食べものや小物、旅先で出会った素敵な風景……、その場でサッとスケッチできたら素敵ですよね。写真とは違った、手描きならではの温かい雰囲気に仕上がる“スケッチ”に魅力を感じる人も少なくありません。
そんな「スケッチをはじめてみたい」「スケッチがもっとうまくなりたい」という人に、「線の引き方」のノウハウを教えてくれるのが『スケッチのきほん なぞり描き 練習帖』(日本実業出版社)です。
(著者・山田雅夫先生ご本人に2週間でマスターできるスケッチを描いてもらいました)
著者である山田雅夫先生はNHK文化センター、東急セミナーBEなどの有名カルチャー教室で20以上の講座をもち、キャンセル待ちが出る“超”人気講師! そんな山田先生が多くの指導経験をもとに書き下ろしたのがこの本です。この本の特徴は2つあります。
まず、本書では、添削例で「ついやってしまいまがちなミス」「つまずいてしまうポイント」を指摘しつつ、お手本と見比べながら紹介しています。これらのポイントは、見方を変えれば、うまくなるポイントそのものです。「どこかが変」な絵を見ることは上達の近道なのです。
それから「なぞり描き」という練習法です。子どもの頃の漢字の練習を思い出してみてください。多くの人がなぞり書きしながら書き順を覚えたことでしょう。山田先生によれば、実はこの方法は、スケッチでもとても有効だそうです。
「スケッチのきほん」をマスターする近道は、お手本と添削例を見比べてポイントをつかみ、さらにスケッチを「なぞり描き」して練習することだと山田先生はいいます。
本書では、「お手本と添削例を見比べる→なぞり描きする→自分で描く」の3ステップで、見開き(左右2ページ)のレイアウトで構成。注意点を押さえたうえで、お手本の線をなぞり描きするので、「線の引き方」のコツを確実に身につけられます。
さらに「まっすぐな線」の引き方から、「曲がった線・だ円」の描き方や「奥行き感・質感」の表現のコツまで、スケッチの土台となる基本を身につけるための58のレッスンを収録。2週間で初心者でも思いどおりの線が引けるようになるまで上達します!
絵に自信がなくても大丈夫。基本からしっかり楽しく「なぞり描き」で練習してスケッチの達人になってみませんか?