夜ごと、さまざまな場所で行なわれている「宴会」。
しかし、中には「まったく盛り上がらない」「参加者が全員メンドクサイと思っている」「幹事が何をすればいいかわかっていない」という宴会も多いとか。そんな宴会をボクメツするため、「宴会を通じて世の中の役に立つ」との使命に(勝手に)燃える1人のオトコが立ち上がった!?
「お酒を飲んでただ騒ぐだけ」の宴会は今日でおしまい。ビジネスにも役に立つ宴会のいろはをご紹介します。
2017/04/28 16:39
新年度に入って1か月がたちました。
新入社員のみなさんは社会人生活に慣れてきたころでしょうか。
同僚や上司たちとの関係は良好ですか?
この時期、新人のみなさんの戸惑いの声として多いものが、「宴会での立ち振る舞い方」です。
学生時代の「飲み会」と異なり、会社での酒の席は、人間関係の構築や組織目標の意思統一など、日々の業務にも影響する大事なものです。「ただお酒を多く飲めればいい」「大声でさわいで盛り上げればOK」の学生の「飲み会」とは、ワケが違うのです。
はじめてきちんと会話する先輩や上司、そして役員たちと一緒の空間にいると、「どう接していいのかよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。宴会での態度が原因で、「あいつは仕事ができないやつだ」「あの新人とは仕事したくないな」と思われていたらショックですよね。私も入社当時はドキドキしていました。
申し遅れましたが私、昼は一級建築士サラリーマンとしてきちんとオフィスで働き、中間管理職として若手を指導、教育する日々を過ごしています。一方で、夜は年間60回以上の宴会幹事を務め、数々の修羅場をくぐり抜けてきました。
この連載では、そんな私が「質の高い宴会をつくる」ノウハウを公開していきます。
第1回目は、宴会でどう振る舞ったらいいのかわからない人のために、3つのポイントを紹介します。
宴会での振る舞いの前に、そもそも「上司に好かれる部下の特徴」を知っておくことが大事です。
それは以下の5つです。
1、笑顔が多く、話しやすい雰囲気がある
2、自分から挨拶やお礼を伝えることができる
3、プラスαの気配りと心配りができている
4、根が素直で行動力がある
5、自分の個性を相手にPRできる
日ごろからこれらを実践できている新人は、間違いなく上司に気に入られます。それだけでなく、仕事で接するお客様すべてに良い印象を与え、自然と仕事が成功してしまうという、まさに無敵の状態をつくることも可能になります。
このポイントを、宴会でも活用することができます。
極端な話、お酒がまったく飲めなくても、口下手でも、あがり症でも、上司や仲間から好かれ、「なくてはならない存在」になっている若手もいっぱいいます。このポイントを意識して、ここから宴会での振る舞い方を見ていきましょう。