日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。
交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。
2016/07/25 10:08
現地時間で8月5日(日本時間6日)に開幕するリオ五輪。選手団の総数は、男子167人、女子164人の計331人。海外での五輪としては、北京五輪の339人に次ぐ大規模なものとなった。
その選手名簿を見てみると、珍しい名字の選手も多い。なかでも、フェンシングの徳南堅太と、アテネ五輪以来4回目の出場となるレスリングの伊調馨の名字が双璧。
「徳南」は関西などにごくわずかだけあるもので、徳南選手は福井県越前市の出身。実はフェンシング代表6人のうち、4人が越前市の武生商の卒業生だ。
一方、「伊調」は青森県の八戸市周辺にのみある名字で、愛知県の中京女子大付高を卒業している伊調選手も八戸市の出身。
この2つに続いて珍しいのが、ロンドン五輪に続いて出場する柔道の田知本遥と、初出場のトランポリンの棟朝銀河。「田知本」は東日本に点々とあるが、富山県と青森県にやや多く、田知本選手は富山県射水市の出身。「棟朝」も関西から関東にかけてと北海道に点々と分布しており、棟朝選手は東京の出身である。
これ以外では、水球の筈井翔太(京都出身)、レスリングの土性沙羅(三重県出身)、近代五種の三口智也(和歌山県出身)らの名字も珍しい。