日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。
交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。
2016/07/04 10:32
福井市は恐竜の町だ。
福井駅には北陸新幹線が来ることになっている。金沢まで開業した北陸新幹線は、2025年度には敦賀まで延伸の予定。このうち福井駅までは2022年に先行開業する案もあり、急ピッチで駅とその周辺の開発が進んでいる。昨年富山に行った際、富山駅前には真新しい建物が並んでいたのと同じように、福井駅周辺も次々と工事が行われているようだ。
駅前に「恐竜王国」という一連のモニュメントがあるが、なかでも目を引いたのが、首と尾がものすごく長い巨大な恐竜だ。説明板を読むと、これは白亜紀前期にいたフクイティタンという恐竜で、2007年に福井県勝山市で発見されたとのこと。首から尾までの全長は10メートルに及び、駅前のモニュメントは実物大という。こうして駅と比べてみると、その大きさがよくわかる。
フクイティタンの学名はFukuititan nipponensisといい、「福井の巨人」という意味。この他にも、足跡の化石も並んで展示されている。また、通りがかった駅近くの文房具屋さんの店の前に恐竜の模型を並べているなど、恐竜の町としての街おこしをしているようだ。
先行開業するとなると、あと6年。開業時にはまた新しい様相をみせているに違いない。