日本で一番多い名字は佐藤で、2番目が鈴木といわれています。しかし、「本当?」と思っている人も多いのではないでしょうか。東京の周辺に住んでいる人は違和感がないでしょうが、関西の人だと、一二を争うのは山本と田中だろう、と思っています。
交通が便利になって、東京からだと、離島や山中を除いてほとんどの所に日帰りできるようになりました。でも、日本は狭いようで、まだ地域差は残っています。そんな日本を名字や地名からみつめ直してみたいと思っています。
2014/06/09 12:24
いよいよ、13日からブラジルでサッカーのワールドカップが始まる。日本はグループCで、初戦の相手はコートジボワール。しかし、コートジボワールが、どこにあるどいういう国であるかを知っている日本人は、地理Bで大学受験を考えている受験生を除けば少ないだろう。
コートジボワールは旧フランス領で、現在でも公用語はフランス語、通貨の単位もフランを使用する。代表選手の名前をみても、ファーストネームはシルヴァン、アルトゥールなど、フランス風のものが多い。
たとえば、背番号7のDFは、ジャン・ダニエル・アクパ・アクプロ。ジャンがフランス風のファーストネームなのはわかりやすいが、4つの部分からなるこのフルネーム、どこが名字にあたるかわかるだろうか。
日本人の名前は名字1つに名前1つだが、外国人のフルネームはそうとは限らない。そして、いくつあっても、カタカナを「・」でつなげて書くため、どこで区切ればいいのかはよくわからないのだ。
この選手はフランスリーグのトゥルーズFCに所属している。そこで、チームの公式サイトをみると、Jean-Daniel AKPA-AKPRO、となっていた。
国によって名字と名前の順番は違うため、最近では名字にあたる部分は大文字にするというのが主流となりつつある。つまり、Jean-Danielが名前で、AKPA-AKPROが名字ということがわかる。