カラオケ上手になりたい!
カラオケに自信があったらもっと楽しめるのに! と思ったことはありませんか?
ビジネスパーソンや学生さんのつき合いには欠かせないカラオケですが、歌に自信がないからどうも苦痛で……、という人も多いでしょう。
そんな“カラオケ嫌い”の人に、「たった3つのことをマスターするだけでカラオケ上手になり、周囲の人を唸らせることが可能です。しかも、これらはどれも即効性があります」と語りかけるのは、発声学の専門家であり、ボイストレーナーでもある武田梵声(ぼんじょう)氏です。
武田氏は発声学の指導者として、数多くのプロのシンガーやパフォーマーだけでなく、ボイトレのトレーナーを指導してきました。著書の『最高の声を手に入れるボイストレーニング フースラーメソード入門』は、「人類史上最高にして最強のボイストレーニング」とされ、氏の指導法の中心にある「フースラーメソード」を、一般読者向けにわかりやすく解説した入門書です。
ここでは、第4章の「カラオケでヒーローになれる方法」に注目しました。冒頭に紹介した、カラオケ上手になるための「たった3つのこと」が紹介されているからです。それは、
1 声量を上げる
2 装飾(ビブラートやコブシ)をつける
3 音程をよくする
の3つ。武田氏が実演している動画も参照しながら、それぞれ見ていきましょう!
声量を上げるには、笑うこと!
カラオケが上手な人は声量が豊かです。どうすれば声量が上がるのでしょうか。
声は声帯が振動することで発せられますが、声帯は単独ではうまく動かないので、周囲の筋肉のサポートが必要です。その筋肉には、声帯を開くときに使われる筋肉や閉じる筋肉、または伸ばす筋肉など、いくつかの種類があります。
声量を上げるには、その中でもとくに「声帯を閉じる筋肉」を鍛えるとよいそうです。そして、そのもっとも手っ取り早い方法は「笑うこと」。それも、悪の秘密結社の親玉になったつもりで豪快に笑いましょう。
気をつけたいのは明石家さんまさんのような「引き笑い」にならないこと。引き笑いで鍛えられる筋肉もありますが、声量を上げるためには不向きのようです。
また、笑うときに鼻声で笑うと効果大だとか。下の動画のように、「ヒンッ」あるいは「ミン」と歯切れよく発声してみてください。