河合敦の思わず話したくなる戦国武将
発売日 | 2011.01.21 |
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著者 | 河合敦 |
判型 | 新書判/並製 |
ページ数 | 224 |
ISBN | 978-4-534-04791-5 |
価格 | ¥1,047(税込) |
日本人なら知っておきたいエピソード! 日本史上まれにみる混迷をみせた戦国時代。そこに生きた武将の戦い方、人との接し方、人心のつかみ方などは思わずうなる逸話だらけ。従来の常識を覆す最新研究も紹介、仕事に人生に活かせる新発見がある一冊です。
≪章立て≫
1章 知られざる戦国武将の戦い方
2章 常識を超える! 領国の治め方
3章 武将たちの意外な逸話
4章 戦国武将に学ぶ「人」の器
5章 武将の逸話のウソとホント
6章 武将の城攻め伝説
7章 戦国武将の謎と不思議
8章 武器と武具の雑学
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はじめに
1章 知られざる戦国武将の戦い方
1 北条氏康の見事な夜襲作戦 12
2 徳川家康の関ヶ原合戦の意外な事前工作 15
3 九鬼嘉隆の茶番劇 18
4 関ヶ原で最も活躍した笹の才蔵 21
5 毛利元就の見事な奇襲作戦 23
6 島津義弘の驚くべき撤退方法 25
7 軍師が決めていた戦の動向 29
8 大将の重要な責務だった首実検 31
9 長宗我部盛親が見せた浪人の意地 34
10 家康を誘い出した直江兼続の書状とは? 37
11 豊臣家を滅ぼすときの、徳川家康の無茶な言いがかり 40
12 島津義久の耳川の戦い 43
13 厄災を転じて家臣の心をつかんだ前田利常 48
コラム:戦国大名の名言1 寺沢広高 50
2章 常識を超える! 領国の治め方
1 領地を三分の一にされた佐竹義宣の労苦 52
2 織田信長の驚くべきリストラ人事 55
3 武田信玄が鋳造した金貨とは 59
4 細川忠興は領国を守るため家族をも犠牲にした 61
5 黒田官兵衛が領内に神社を創建した理由 65
6 自家を潰してでも毛利家を守った小早川隆景 68
7 立花宗茂が領国を復活できたワケ 72
8 二代徳川秀忠はどうやって家臣をまとめたのか 76
9 加藤清正の見事な部下の采配 79
3章 武将たちの意外な逸話
1 武田信玄の信じられないトイレ生活 82
2 武田信玄が浮気を弁解する手紙 83
3 三悪を成した松永久秀のすさまじい最期 85
4 領地よりもキリストを選んだ高山右近 89
5 毛利元就をはじめ、バラエティーに富んだ家紋 91
6 秀吉を憎むあまり佐々成政がとった行動とは? 95
7 伊達政宗はなぜ父親を殺したのか 97
8 徳川家康は薬マニアだった? 101
9 明智光秀の信じられない性格とは? 103
10 後藤又兵衛は主君に復讐するために秀頼に味方した 106
11 伊達政宗は日本ではじめて味噌工場をつくった? 109
12 天下人の器を持っていた蒲生氏郷 111
コラム:戦国大名の名言2 藤堂高虎 116
4章 戦国武将に学ぶ「人」の器
1 豊臣秀吉の見事な人心掌握術 118
2 朝倉敏景と北条早雲が残した家訓 121
3 おべっか大名といわれた藤堂高虎の真実 123
4 石田三成の天晴れな死に方 129
5 人望のなかった柴田勝家 131
6 大きく分かれる豊臣秀吉の評価 135
7 池田輝政の機知に富んだ対応力 137
8 人気急上昇の長宗我部元親、しかしその晩年は… 140
5章 武将の逸話のウソとホント
1 織田信長の桶狭間の戦いは奇襲だったのか 146
2 山本勘助は実在したのだろうか 149
3 毛利元就のあの有名な逸話はなかった! 152
4 真田幸村の名は実在しなかった? 155
5 武田信玄は本当に城をつくらなかったのか 157
6 山内一豊の妻のヘソクリ話は本当か 159
7 斎藤道三は二人いた!? 162
6章 武将の城攻め伝説
1 豊臣秀吉の巧みな鳥取城攻め 166
2 大友宗麟の臼杵城での信仰生活 168
3 たった十数人で難攻不落の城を乗っ取った竹中半兵衛 171
4 朝廷の仲介で開城した細川藤孝 174
5 荒木村重、勝手に家族を見捨てて城から逃亡 176
6 武田信玄の松山城モグラ作戦 178
7 石田三成の忍城水攻めの大失態 180
8 国宝となっている松本城は、裏切り者の城? 183
コラム:戦国大名の名言3 堀秀政 186
7章 戦国武将の謎と不思議
1 北条早雲はなぜアッという間に伊豆を乗っ取れたのか 188
2 上杉謙信は本当に男だったのか 192
3 明智光秀はなぜ信長を殺したのか 194
4 高山右近はなぜ、諸大名に厚遇されたのか 198
5 豊臣秀頼は本当に大坂城で死んだのか 200
コラム:戦国大名の名言4 武田信玄 202
8章 武器と武具の雑学
1 加藤清正の槍は本当に虎に喰われたか 204
2 どのようにして織田信長は鉄砲を手に入れたのか 205
3 織田信長は本当に鉄砲の三段撃ちをやったのか 207
4 母里太兵衛が手に入れた日本号の槍 209
5 上杉謙信の思い込みの激しさを示す軍旗 211
6 愛という前立をつけた直江兼続 213
7 前田利家が背中に背負っていた袋 215
8 石田三成の縁起のよい軍旗 217
索引 222
著者プロフィール
河合敦
1965年、東京都生まれ。青山学院大学史学科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。都立白鴎高等学校で日本史を教えるかたわら、 歴史作家・歴史研究家として数多くの著作を刊行。第17回郷土史研究賞優秀賞。第6回NTTトーク大賞優秀賞。「世界一受けたい授業」(日本テレビ)の講師など、TV番組にも多数出演している。著書は『早わかり日本史』(当社)、『目からウロコの日本史』(PHP研究所)、『岩崎弥太郎と三菱四代』(幻冬舎)など多数。